痛みや違和感を言葉で訴えることができない愛犬。飼い主さんが愛犬の異変にやっと気づくころには、病気やケガなど大きな苦痛を感じている可能性があります。大切な愛犬にそんな思いはさせたくないですよね。では、愛犬の健康管理が上手な飼い主さんは何をしているのでしょうか?
健康管理が上手な飼い主さんは、動物病院を頼るのが上手!
「いぬのきもち」では2022年3月~7月の期間、寄生虫対策をがんばる飼い主さんを応援する「ネクスガード Good Jobキャンペーン」を実施。そこで集まった飼い主さんの声を分析してわかったのは、「愛犬の健康管理が上手な人は動物病院を上手に頼っている」という共通点があることでした。
動物病院に「具合が悪いときだけ行く」という飼い主さんはほとんどおらず、「健康なときでも定期的に通っている」という飼い主さんがほとんど。“通院上手”な飼い主さんは、獣医師やスタッフを巻き込んで、愛犬の体調管理をしています。
今回はそんな“通院上手”な飼い主さんたちにどんないいことがあったのかご紹介します。
「私も月1回通っています!」 丸山桂里奈さん
左/あんずちゃん、右/すももちゃん
タレントの丸山桂里奈さんは大の愛犬家。2頭の愛犬には必ず定期受診させているとのこと。
「あんずとすももは私の大切な家族。元気で長生きしてほしいから、たとえ病気でなくとも月1回は必ず動物病院を受診しています。私では気づいてあげられないこともあると思うので、プロの先生に毎月『問題ないね』と確認してもらえるだけで安心感が違います」
メリットたくさん! ”通院上手”な飼い主さんの体験談
動物病院にこまめに通っている飼い主さんと愛犬には、いったいどんないいことが起こっているのでしょうか? 飼い主さんたちの例をご紹介します。
病気やケガを早期発見できる!
「絞った肛門腺が数日で漏れたので受診したところ、軽い炎症がありました。また、散歩中に膝をかばって片足を引いていたので受診したら、軽い打撲だったことも。ちょっとした変化でも、受診して何もなければ安心できますし、悪化する前に相談しています」
埼玉県 東山ポプリちゃん(メス・1才/ミックス)
愛犬の「いつも」と比較してもらえる!
「パピーのときから月2回は受診しています。おもに、寄生虫対策と健康チェックが目的。ずっと通っていると、検査の結果などのデータが残るので、何かあったときや、いつもと違うときはすぐに気づいてもらえます」
東京都 奥畑 雪ちゃん(メス・6才)、晴くん(メス・1才)ともにチワワ
家族以外の頼れる存在になってくれる!
「寄生虫対策、アレルギーの治療のほか、フードの選び方の相談など、何か気になることがあればすぐに動物病院に行っています。先日、遠方の結婚式に出席するために預かってもらったのですが、しょっちゅうコミュニケーションをとっているので安心して預けられました」
京都府 西山げんくん(オス・10カ月/柴)
健康管理のアドバイスがもらえる!
「パピー教室の獣医師さんから『ワクチンのときにウンチを持ってきてね』と言われて、ワクチンのついでに行った検査で寄生虫が見つかり、早期に対策ができました。それ以降ずっと、健康管理の相談も兼ねて毎月動物病院に通い、寄生虫のお薬をもらっているので安心です」
大阪府 野近マロンくん(オス・7才/チワワ)
定期的な通院のきっかけに、寄生虫対策がおすすめ!
ご紹介した飼い主さんたちは、動物病院と上手にお付き合いしながら、一年中定期的に寄生虫対策をしている方ばかり。埼玉県のノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生も一年を通しての寄生虫対策を推奨しています。「定期的な通院のきっかけに、寄生虫対策はおすすめです。春や夏などは対策している飼い主さんも多いですが、秋冬の対策は見落としがち。 外が暑くないからと対策を怠り、知らぬ間に持ち帰ったノミの卵が暖かい部屋の中でふ化してしまうこともあります。恐ろしい病気を媒介するマダニは真冬でも生息していますし、愛犬を守るためには一年中の対策が必要です」(野矢先生)
気軽に動物病院を頼って、愛犬の健康を守ろう!
動物病院を気軽に頼っていい関係を築けば、愛犬の「一生」のかかりつけ医となり、愛犬の健康管理に不安がなくなります。野矢先生も「『こんなことで行ってもいいのかな?』と迷うくらいだったら電話でもいいです。気軽に頼ってほしいと思います 」とのこと。また、ささいな相談をしたときの獣医師やスタッフの対応や、獣医師との相性がかかりつけ医を探すヒントになることも。
「一年中対策が必要な寄生虫のことは、動物病院に相談するのがいちばんです! たとえ、飼い主さんが対策を忘れて別のことで来院されても、獣医師は忘れずにアドバイスします」(野矢先生)
提供/ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン
監修/野矢雅彦先生(獣医師)