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犬の“ロコモティブシンドローム”は長生きを阻害する!?

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健康長寿のために、治療より予防を重視する予防医学(=ヘルスケア)が愛犬においても注目されています。今回は、「ロコモティブシンドローム=運動機能が衰え歩行が困難になった状態」を予防するための足腰の鍛え方を獣医学博士の枝村一弥先生に教えていただきました。

人で注目され始めている「ロコモティブ シンドローム」の考え方が獣医学でも広まってきた

人の医学では、命に直接かかわらない足腰の健康はそれほど重要視されてきませんでした。しかし、運動機能が衰え歩行が困難になった状態=ロコモティブシンドロームが人の健康寿命に大きくかかわることが判明。同様に獣医学でも研究が進んでいます。

足腰を鍛えると寝たきりになりにくくシニア期でも元気に歩ける

足腰が弱ると、犬の楽しみである散歩やお出かけが制限されたり、将来寝たきりになったりする可能性が高くなります。そのような状態が続くことは健康とはいえず、愛犬の生活の質(QOL)が低下することに。元気なうちから関節・筋肉・骨などの運動器を鍛える習慣をつけておくと、そのリスクがグッと下がります。

イラスト/鈴木衣津子
イラスト/鈴木衣津子

今スグできる! 足腰を鍛えるためにしたいこと

【8の字歩き】しなやかな足腰が育つ!

8の字歩きをすると、ふだんの生活では使わない筋肉や骨、関節が鍛えられ、体をスムーズに動かせるように。重心移動の動きも入っているので体全体の筋力バランスもよくなります。中身の入ったペットボトルを2つ置き、愛犬を8の字に誘導して歩かせます。誘導には、おやつやおもちゃなど愛犬の好きなものを使いましょう。体側を曲げることを意識して、ゆっくりと歩かせるとより効果的です。

おやつやおもちゃで愛犬を誘導してゆっくりと歩かせる
おやつやおもちゃで愛犬を誘導してゆっくりと歩かせる

【シットトゥスタンド】歩行に大切な“伸筋”が鍛えられる!

伸筋(収縮させて足の関節を伸ばす筋肉)は、歩くときに使う重要な筋肉。座ったり立ったりする運動をすると、とくに衰えやすい後ろ足の伸筋が動かせるので、しっかりと鍛えられます。
「オスワリ→立たせる」運動を5~10回ほど行いましょう。習慣にすることが大切なので、散歩中に曲がり角に来たときや電柱の前など、行うタイミングを決めておくと続けやすいです。

習慣にして伸筋を鍛えよう
習慣にして伸筋を鍛えよう

【これはNG!】ドッグランなどで急に思いきり走らせたり、ジャンプさせたりする

足腰を鍛えようと、急に猛ダッシュさせたり、無理に高くジャンプさせると、関節を痛めたりケガをすることが。とくにシニア犬は負担になりやすいのでNG。足腰機能を維持するためには、負担になりにくい方法で、じっくりと筋肉を動かして。

いかがでしたか? 簡単な方法なので、今すぐ始めて元気な20才を目指しましょう!

お話を伺った先生/日本大学生物資源科学部獣医学科教授、博士(獣医学) 枝村一弥先生
参考/「いぬのきもち」2022年6月号『今日から始める予防医学』
写真/尾﨑たまき
イラスト/鈴木衣津子
文/いぬのきもち編集室

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