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むやみに叱るのはNG!シチュエーション別「吠え」の原因と対処法

犬の「吠え」はどうしたらいい?

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普段しっかりしつけていても、ふいに犬が激しく吠えてしまうことがありますよね。そんなときに強く「ダメ!」と叱ってしまうと逆効果になり、余計吠え続けてしまったり、犬にストレスを与えてしまったりする場合があります。

犬が吠えてしまう場合、まずはなぜ吠えてしまったのかを考えましょう。理由がわかれば対処もできるので、普段から愛犬の様子を観察することが大切です。

来客時に吠える

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犬が来客時に吠えるのには、大きく分けて2パターンあります。

・お客さんが来たことが嬉しくて吠える
・お客さんが来たことに不安を覚えて吠える

どちらにしろ、吠えている犬に対して中途半端な反応をしてしまうのはNG!嬉しくて吠えている場合は遊んでもらっていると思ってしまいますし、不安で吠えている場合は、より不安を増幅させる結果になります。

対処法としては、おやつを上手に使用する方法がおすすめ。フセやオスワリなどの吠えにくい体勢になるよう指示を与え、できたらごほうびにおやつを与えます。おやつに夢中になっている最中にお客さんと合わせてあげると、徐々に慣れて吠えなくなりますよ。

寝るときに吠える

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愛犬と寝室を分けている場合、寝るときになると吠える犬がいますが、それは単純に寂しいから。大好きな飼い主さんが目の前からいなくなることに、不安と寂しさを感じて吠えてしまうのです。ただし、それにつられてまた犬の前に現れてしまうと、犬は「吠えれば戻ってきてくれるんだ!」と学んでしまい悪循環に。その結果、寂しいと吠える癖がついてしまうのでやめましょう。

寝る前に吠える犬への一番の対処法は、日中のスキンシップを増やしてあげることです。起きている時間に散歩や遊びなどでたくさんスキンシップをとってあげれば、夜は満足して眠ってくれるはず。なお、誰もいない部屋が目の前に広がると、犬も寂しくなってしまうので、ケージに布をかけて視界を遮ってあげると、余計な不安を取り除くことができますよ。

外に向かって吠える

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窓の外に向かって吠える犬は、番犬として仕事をしているつもりなのかもしれません。外から聞こえる音や、外に見える物などを不審な事象と判断し、「あっちいけ!」と吠えているのです。車やよその犬などは、吠えようが吠えまいが勝手に遠ざかっていきますが、犬本人は「ぼくが吠えたから逃げて行ったぞ!」という達成感を得てしまうので、癖になりがちです。

対処法は、外に興味を持たないようにすること。外が見えると吠える場合は、カーテンで視界を遮ってあげてみてください。また、音に敏感な子は、普段過ごす場所を静かな部屋に変えたり、カーテンを遮音性の高いものに変えると効果的ですよ。

ごはんのときに吠える

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ごはんのときに限って吠えるのは、食いしん坊さんにありがち。「はやくごはんちょうだい!」という、期待と興奮が入り混じった状態で、ごはんの時間や回数をきっちり決めているご家庭に多く見られます。犬は賢いので、「そろそろごはんの時間だ!」と気づき、期待値がMAXになってついつい吠えてしまうのだそうです。

対処法としては、ごはんに対する期待値を下げることが重要です。だからといって、やみくもに食事の量を増やしたりおやつを与えたりするのは禁物。以下の方法を試してみましょう。

・食事の量は変えずに小分けに与える
・食事の時間をランダムにする
・普段おやつを与えていないなら、健康に影響がない程度に少しおやつをあたえてみる
犬が激しく吠えるとご近所さんの迷惑になっていないか気になりますし、飼い主さん自身もイライラしてしまいます。犬のためにも叱って押さえつけようとせず、吠えている原因を突き止めて、正しく対処してあげましょうね。
出典/「いぬのきもち」2016年4月号『吠え・噛みの理由』
文/higarina
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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