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【柴犬の疑問・白柴編】色が白いのはなぜ?柴犬とは犬種が違う?

柴犬のいくつかの毛色の中でも、希少性の高い白柴。ふわふわの被毛が愛らしく、一方で柴犬らしいキリッとした表情が魅力的です。今回は、白柴の見た目の特徴や、白柴が誕生するメカニズム、白い毛の理由などをご紹介いたします。

白い被毛がキュートな白柴の特徴

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柴犬の中でも、ふわふわで白い被毛が愛らしくも、きりりとした印象の白柴。白柴は、柴犬全体の10%程度の割合で出現します。黒柴も同様に10%程度の出現率ですので、黒柴と白柴は、柴犬の中でも希少価値の高い毛色だと言えます。では、他の色の柴犬と比べて、性格や飼い方などに異なる点はあるのでしょうか。

ふかふかの白毛の秘密

白柴に限らず、柴犬の被毛は、内側と外側に被毛が生える、ダブルコート構造です。白柴がふわふわした印象なのは、そのため。寒い季節には、特にふわふわとした見た目になります。ちなみに、白柴の被毛は真っ白というわけではありません。とても薄い茶毛や赤毛が、耳周りやしっぽのまわりに生えてくることがあります。成長に従って自然に現れるものですので、日々の生活の中で観察してみてください。

しっぽの形は9種類。白柴のなかでも個性が見えるポイント

白柴はほかの被毛の色のコに比べると、模様の区別がつきにくいのが特徴と言えます。黒柴や赤毛のコには、柴犬特有の四つ目(麻呂眉)が見られるのですが、白柴は白毛のために目立ちにくい傾向にあります。同じ理由から、手足やお腹にかけての毛色の変化も穏やかと言えます。

しかし、柴犬の個性は毛色だけではありません。くるんと丸まったしっぽがチャームポイントとされがちですが、よく見るといろいろな形があり、おおまかに分類すると、その数は9種類!ドーナツのようにしっぽで輪を作ったような形や、くるくると二重に巻かれたしっぽ、左右どちらかに寄っているしっぽなどがあり、なかにはピンと立ったしっぽのコもいるので、個性のひとつとして注目してみてください。

日本犬のなかでは小柄な柴犬

ここで、柴犬のルーツについても触れておきましょう。柴犬の歴史は縄文時代にまで遡り、日本古来の土着犬が先祖にあたります。自然の中で生き抜くために最適な体つきがベースになっているため、柴犬もしなやかな体つきをしています。また、小型化を目指した改良をされている犬種ではないため、しっかりとした体つきは現代まで引き継がれており、犬全体の中では中型犬に位置しています。

白柴はふわふわとした被毛に覆われているので、ぱっと見大柄に見えることがあるかもしれません。しかし、柴犬は日本犬のくくりでは、やや小柄。たとえば、秋田犬は大きいコだと50Kgほどに成長しますが、柴犬は7Kgから10Kgが標準体重です。秋田犬と比べると、同じ日本犬でも体格に大きな差があることが分かりますね。

白柴は珍しい犬種?

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白柴は、文字通り白い柴犬ですが、なぜ白いのでしょうか。

白柴が生まれるメカニズム

白柴の両親は、必ずしも白柴であるわけではありません。実は白柴は、赤毛同士や黒毛同士の交配が続くなかで生まれてきます。毛の色を決める遺伝子の掛け合わせの関係上、同じ毛色同士の交配のなかで、一定数の白柴が誕生するというわけです。

ちなみに、ここまで白いと、白柴はアルビノ種ではないかと思われるかもしれません。アルビノ種は、肌色や毛の色、瞳の色などに関わる色素を生成する、メラニンが欠乏した状態で出現します。もしも白柴がアルビノ種ならば、瞳の色の色素も薄くなり、赤目になっているはずですので、アルビノ種というわけではなく、正式な柴犬の毛色だと分かりますね。

白柴の希少性

白柴は柴犬全体の中で、およそ10%の存在であることは、先ほどもご紹介しました。しかし、視点を変えれば、白柴はとても希少な存在だと言えるでしょう。なぜなら、ご存知の方もいるかもしれませんが、柴犬は「天然記念物」に指定されています。柴犬は、戦争や洋犬の流行、混血などにより、幾度も絶滅の危機に陥っています。しかし、忠犬ハチ公や、戦時中の保護に尽力した人々のおかげで、柴犬への関心が高まり、現代に至りました。

そんな不遇の時代を経て、昭和11年には、国の天然記念物に指定されます。そんな柴犬の中でも数の少ない白柴は、とても希少だと言えるでしょう。ちなみに現代では、昭和23年生まれの「中号」を先祖とする柴犬がたくさんいます。当時、展覧会で大注目を浴びた中号は、多くの子孫を残しており、その血筋が受け継がれています。現代までの繋がりを考えると、感慨深いものがありますね。

白柴の性格・飼い方

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白柴の性格は、個体差はあるものの、一般的な柴犬と特段違いはありません。本項では、柴犬の性格についてご紹介します。

運動が好き。たくさん運動できる場所がうれしい

白柴だけでなく柴犬は、体のバランスが良いコが多く、運動が得意です。お散歩は1日に30分のコースを2回行いましょう。機嫌や体力次第では、もう1回のリクエストがあるかもしれません。しかし、他の犬へ率先して近づくことを好まない子も多く、マイペースに体を動かすことが好きな傾向もみられます。ドッグランなどで遊ぶときは、無理に他の犬とコミニュケーションをとらせるよりも、自由に運動させてあげると喜ぶでしょう。

叱らず成功を褒めてあげて

柴犬は頑固なコが多いと思われがちですが、警戒心が強めで慎重な性格とも言えます。いきなり知らない人に触れられると、びっくりしたり、嫌悪感を示すことがあります。柴犬は相手と自分の立場をしっかりと見極める、賢いコがたくさんいます。叱ってしまうと、プイッとそっぽを向くことがあります。柴犬と仲良くするためには、叱らずに成功を褒めてあげて、こうすると褒めてもらえる!とたくさん学んでもらいましょう。
白柴は希少性が高く、見た目の珍しさから、人気の高い犬種です。とはいえ、珍しさだけが家族になる動機ではありませんし、見た目の愛らしさだけが、魅力ではありませんよね。じっくりと白柴と向き合い、家族の一員として、かけがえのない時間を過ごしましょう。
出典/「柴犬との暮らしがもっと楽しくなる本」(監修:東京農業大学農学部教授 長島孝行先生/ジャパン ケネル クラブ、日本警察犬協会および日本動物病院福祉協会インストラクター
戸田美由紀先生)
文/riko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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