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狂犬病だけじゃない、ワクチン接種で防げる犬の病気8種

ワクチンの基礎知識:ワクチンは薬じゃない!

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ワクチン接種は、死亡率の高い伝染病を予防するために効果的で、中には摂取が法律で定められているものもあります。ワクチンの仕組みは、弱めた病検体を体内に侵入させて免疫を作り上げることで、対象とする病気にかからないようにしています。つまりワクチンとは、病気を治療する薬ではなく、これからかかるかもしれない「病原体そのもの」というわけです。

ワクチンの基礎知識:ワクチンには種類がある!

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ワクチンにはいくつか種類があり、それぞれがアルファベットで振り分けられています。

A. 狂犬病
B. パルボウイルス感染症
C. パラインフルエンザ
D. 伝染性肝炎
E. 伝染性喉頭気管支炎
F. ジステンパー
G. コロナウイルス感染症
H. レストスピラ感染症

狂犬病以外の病気は、通常だと複数を合わせた混合ワクチンで予防をします。それが「混合ワクチン〇種」とよばれるものです。一般的に「混合ワクチン6種」と呼ばれるものは、上記B~Gの複合となります。「混合ワクチン8種」になると、6種にHの「レストスピラ感染症」を、2タイプ(イクテロヘモラジー・カニコーラを防ぐワクチン)を加えたものを指すことが多いようです。

ワクチンの基礎知識:時期や回数、副作用は?

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産まれたばかりの子犬は、母犬から受け継いだ免疫を持っているため、ワクチン接種の必要はありません。もしワクチンを打ったとしても、効果が打ち消されてしまうので意味がないのです。しかし、受け継いだ免疫が消えるタイミングには個体差があるので、数回に分けて摂取する必要があります。生後1~4か月の間には2、3回、2年目からは1年に1回接種するようにしていきます。

ワクチンは病気予防に効果的ですが、病原体を体に入れることの副作用も心配ですよね。結論から言うと、たしかに副作用は存在します。軽いものなら顔が腫れる程度、稀に酷い副作用で死に至ることもあります。しかし、ワクチンを打たずに病気にかかる確率の方が、はるかに高いのも事実です。副作用はありますが、病気にかかる方が危険だということを覚えておきましょう。

ワクチンの基礎知識:接種後の散歩や注意事項

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「ワクチン接種が終わるまでは、地面に下ろしてはいけない」とよく言われますよね。愛犬を子犬の頃から飼育していた方は、おそらく言われたことがあるかと思います。これは「地面に触れさせてはいけない」ということではなく、地面に落ちている他の犬の排せつ物から伝染病がうつることが多いためです。

同じ理由で、屋外の汚れが付いた靴をおもちゃにしている場合は、すぐにやめさせた方がいいでしょう。ワクチンを接種させる場合の条件として「健康体であること」があげられます。
なお、体が弱っているときにワクチンを接種した場合は、本当に発病してしまう恐れもあるので、接種日までは体調が崩れないように管理することが大切です。ワクチン接種は愛犬の健康を管理する上でとても大切なことです。定期的なワクチン接種を心がけ、健やかに生活を共にしていきましょう!
出典/「いぬのきもち」特別編集『子いぬと仲良くなる育て方 健康・お世話編』(監修:「グラース動物病院」院長 小林豊和先生、「Can ! Do ! Pet Dog School」代表 西川文二先生、「青山ケンネルカレッジ」 今西孝一先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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