山へ行く前に心得ておくべきこと
仕事の忙しさから解放されて、ふとどこかに行きたいなと思うことはありませんか?そんなときは、気分を変えて山に出かけてみるのはいかがでしょうか?飼い主さんも愛犬も、いつもと違う環境でリフレッシュできますよ。しかし不慣れな外出先に行く前には、しっかりとした準備が必要です。今回はそのための心構えを紹介します。
外出先にあるものとないものを確認
当然ですが「犬が立ち入れる山なのか?」ということは事前に調べておきましょう。水を確保できる水道の有無など、犬にとっての設備が整っているかどうかも確認しておいてください。
新しいグッズに慣れさせる
せっかく出かけるのだから、新しい道具を揃えよう!と張り切る気持ちは分かりますが、使い慣れないグッズは勝手が分からないこともあるはず。普段の散歩時などで試しながら、愛犬が慣れたら持っていきましょう。
飼い主さんと愛犬の体調管理
せっかく山へ出かけても、体調が悪くなったら台無しです。日頃から体調管理をし、体力をつけておくことが必要です。
山遊びに必要なグッズを揃える
水が入ったペットボトル
道中に水道設備があったとしても、ペットボトルに水を入れて持ち歩くと安心ですね。愛犬の飲料用にもなりますし、汚れたらすぐに洗うことができます。
丈夫なリード
山に行くとテンションが上がる犬もいるでしょう。しかし人の管理が行き届かない危険な場所もあるかもしれません。常に丈夫なリードをつけておき、愛犬を守ってあげましょう。
防寒着
山の天気は変わりやすいもの。飼い主さん用の雨具や、愛犬の防寒具を用意して山遊びを楽しみましょう。
山遊びをする際の注意!
愛犬の全身チェック!
山へ移動する過程だけでも、犬にとっては「非日常」です。山で遊ぶ前に愛犬の様子を観察し、異常が見られたら休ませてから帰宅したほうがいいでしょう。
山のものは食べさせない!
かおりの良いキノコを見つけると、好奇心の強い犬は興味を示します。また、野生動物のウンチには寄生虫がいる恐れがあり危険です。飼い主さんは犬の通り道に十分注意して、拾い食いなどのリスクを加味しながら歩くことが大切です。
ウンチは持ち帰る準備を!
山では、ウンチをその場で処理できないことが多々あります。もちろんマーキングもNG。ペットシートを持参したりマナーベルトを利用したりと、自然にダメージを与えない工夫をしましょう。
愛犬と遊べるおすすめの山、4選。
愛鷹山/静岡県
頂上からは富士山の雄大な姿を望むことができる山。いくつか登山道はありますが「十里木高原」側から山を登ると、最短距離で登ることができます。
宝満山/福岡県
福岡市内からのアクセスが良い山。登山道はほぼ石段なので、犬も安心して歩くことができます。犬を連れての登山は竈門神社口がポピュラーです。
剣山/徳島県
標高が高い山なので、頂上からの眺めは絶景!犬が乗れるリフトがあるので、無理をせず疲れたら利用しましょう。
御岳山/東京都
気軽に自然を満喫できる山。都心からのアクセスも良く、犬を連れてハイキングに訪れる方も多いです。犬が乗車可能なケーブルカーもあるので、体力に自信がない犬でも楽しめますよ。
愛犬との山遊びはマナーを守ろう!
愛犬とのお出かけは解放感が高まり、飼い主さんと愛犬にとってのリフレッシュタイムになります。周りの人への配慮を常に忘れず、気遣いを持って山を満喫しましょう。なかには山が苦手な犬もいますので、その場合は無理せず断念したほうが良いでしょう。自然に満ちあふれた山遊びは、愛犬にとってもいい経験になるはずです。無理をさせないよう気を配りながら、かけがえのない時間を満喫してください!
出典/「いぬのきもち」16年7月号別冊『愛犬と山に行こう!』(監修:イオン動物医療センター 幕張新都心 獣医師 永井貴志先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。新都心店
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。