犬に優しい7種類の果物を一気にご紹介!
果物には、ビタミンやポリフェノールなど、健康に良いとされる成分がぎゅっと詰まっています。人の世界でもスーパーフルーツなどの果物が数多く紹介されていますよね。しかし、人体には問題なくても、犬には悪影響を与えてしまう果物もあります。犬の健康を気遣うのは素晴らしいことですが、与える前に摂取しても大丈夫かどうか必ず確認しましょう。
今回は、一般的な果物ではなく、普段はあまり口にしないようなちょっと変わったフルーツをご紹介します♪最近はベリー系は冷凍で比較的安価に入手できるようになりましたので、手に入ったときは、トライしてみてくださいね。
アセロラ
アセロラはビタミンCやβカロテンが豊富に含まれています。これらは免疫力を高めたり、感染症の予防や、体調の回復を早める効果などが期待されます。与える場合は1粒が目安となります。
クランベリー
クランベリーには、ポリフェノールやビタミンC、βカロテンが多く含まれています。特にフラボノイド、プロアントシアニジンなどのポリフェノールやビタミンCは、尿路感染症や歯周疾患の予防効果が期待されます。与える場合の目安は1~2粒にして、種をしっかりと取り除いて与えるようにしましょう。
クコの実
昔からある漢方のひとつであるクコの実ですが、ビタミンAやカロテンが豊富で、粘膜を保護したり、被毛や爪を強くする効果があるとされています。だからといって与えすぎず、種を取り除いて3〜4粒与えるぐらいが適量です。
アサイー
ポリフェノールがブルーベリーの18倍も含まれているアサイーは、とても栄養価の高い果物です。その反面、食物繊維も多く含まれているため、与えすぎると下痢してしまうこともあります。与える目安は1粒程度ですが、様子をみながら少量ずつ与えていくのが懸命です。
カムカム
カムカムにはビタミンCが豊富に含まれていますが、そのぶん強い酸味のある果物。ビタミンCはレモンの60倍、クエン酸やビタミンB群、ミネラルなども豊富で、人にもアンチエイジング効果があるとされています。酸味が強いので好みがありますが、もし愛犬が好きなようなら、種を取り除いた上で1~2粒程度を与えてください。
ブラックベリー
ブラックベリーは、ビタミンやアントシアニン色素などのポリフェノールを多く含みます。人体には血液をサラサラにする効果があると期待されていますが、食物繊維も多く含んでいるので、アサイーと同様に下痢を引き起こすこともあります。与えるなら1粒とし、お腹の様子をみながら与えていくと良いですね。
カシス
カシスは、アントシアニン、ビタミンA・C・Eの抗酸化成分を豊富に含みます。人の場合は動脈硬化の予防や、視力の改善、アンチエイジングなどに良いとされています。カシスも食物繊維を多く含むため、与えすぎには充分注意が必要です。与える場合の目安は1粒です。
果物を犬に与える場合の注意点
人にも犬にも栄養価の高い果物たちですが、犬に与える際には種などをしっかりと取り除き、果実だけの状態にしましょう。また、ヨーグルトなどの混ぜものに加工された状態のものは、甘味料などが入っていることがあります。たとえ果物でも、加工品は犬には与えないようにしましょう。
愛犬にあった果物を見つけよう
以上、犬の健康管理に使える果物をご紹介しました。それぞれ目安の個数をお伝えしましたが、もちろん好き嫌いや与える許容量の個体差はあります。愛犬に合った果実や分量を見極めて、上手に与えていきましょう。
出典/「犬の食べ物図鑑 与えてOK?NG?2017最新版」(監修:高円寺アニマルクリニック院長 高崎一哉先生)
文/WG_うちみ
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。