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Vol.2 犬が年をとるということ 〜周囲の人に聞いてみた〜「 愛犬のすこやかアンチエイジング」

Vol.2 犬が年をとるということ 〜周囲の人に聞いてみた〜

今年で8才になる柴犬センパイ。元気な長生き犬を目指していろいろとチャレンジすることにしました。でも、年を取るってどんなことなのだろう? 身近にいるシニア犬の飼い主さんに「愛犬の老化」について聞いてみました。

「愛犬の老化を感じたのはいつ?」と周囲の人に聞いてみました。

センパイ(柴犬のメス・7才)の最年長の友だちは、21才のヨークシャー・テリアのマリだった。まだ幼いセンパイが、ゆっくりゆっくり散歩しているマリを不思議そうに見ていたっけ。マリは一日をほとんど寝て過ごし、朝と夕方にトイレを兼ねて短い散歩をしていた。「やっぱり外ですると気持ちよさそうだから」と飼い主さんは言っていた。
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センパイ、はじめてのお散歩。脚をふんばって、なぜか1歩も動かず

「長生きの秘訣を教えてください」と私が聞いたとき、マリの飼い主さんは「口の中のケアと散歩です」と即答した。「虫歯の菌などが原因で病気になることがあると聞いて、歯磨きはしっかりやったつもり。あと、子犬のころからよく歩かせていました。マリも散歩好きだったから。年をとったなぁと思ったのは、マリが散歩にあまり積極的でなくなったとき。あれだけ好きだったのに……」。マリ亡き後、ご一家は引っ越されたが、この言葉は私の中に今でも生きている。
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1才をすぎて避妊手術を受けました。エリザベスカラーが痛々しい

愛犬の老化はなるべく感知したくないこと。できることなら、見てしまっても見なかったことにしたいくらいだ。しかし時の流れは残酷で、ある日突然「あれ?」って思うことがあるんですよね。
うちの場合、前回にも記したように被毛に白さが目立つようになってきたこと。センパイは茶色と白の被毛がグラデーションになっていますが、あるときふと見た前脚の被毛の色合いが今までの印象よりも白っぽく見えた。「あ?」と思って、「光の加減かな」と思い直し、角度を変えて見ても同じように見えて「あー。これ、白髪ってことかなー」と気づいた次第。
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数年前と比べると、センパイもところどころで年齢を感じるようになった

飼い主さんが感じる愛犬の高齢化

黒のラブラドール・ララ(10才)の飼い主に伺うと「うちもそうだった」と。この黒ラブちゃんの場合「最初は口元に白髪を見つけ、そのうち人でいう眉毛のあたりも白くなって…」と。その反面、真っ白いジャックラッセルテリア・チコ(12才)の飼い主さん曰く「12才になった今でも”子犬ですか?”と尋ねられるほど外見の変化はありません。でもうちの場合“あれ?”と思ったのは口臭。臭いというより、においが変わったかな、と。フードも同じものを食べさせていたのに」。へぇ、これは代謝や内蔵の動きに関連があるということなのかな。
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12才でも若く見られるお友達の愛犬チコ。でも飼い主には老化を感じるところもあるようで…

ほかに7才〜10才くらいで聞くのは「太りやすくなった」、「歯石が気になるようになった」、「なんとなく動物病院へ通うことが多くなった感じがする」、「走り回る時間が短くなった」など。
そして10才を過ぎると「散歩の途中で休みたがる(抱っこを要求する)」、「坂道を嫌がる」、「家の中にいて、以前は登っていたソファに登らなくなった(登ろうとしなくなった)」、「目元の涙やけが目立つようになった」、「食が細くなった」などなど。飼い主は愛犬の老化を目の当たりにしては一憂し、受け入れ、気を取り直して向き合っていく。その繰り返しなんですね。
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実家で飼っていたミックス犬のく〜ちゃんが6才のころ。まだまだ元気いっぱい

センパイと目指す、しあわせのアンチエイジング

飼い始めてから今まで愛犬が与えてくれた喜びの貯金。この喜びの貯金を今度は少しずつ引き出して、その一憂に充当する感じ? でもネガティブになるのではなく、できることなら愛犬との老いにも前向き対処し、喜びをもって立ち向かいたい。それが『しあわせのアンチエイジング』。体力の衰えた愛犬に「もう高齢だから仕方ないわね」なんて言葉はかけたくないもの。

そしてもっとできることなら、老化を目の当たりにする前に「転ばぬ先の杖」を見つけておきたい。日々の暮らしの中でできる老化防止になるようなことって、何かないものか……。犬飼いの先輩に聞くのもいいけど、できればより専門的で広い知識から的確なアドバイス、指導を受けたい。
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愛猫コウハイのためにも、センパイには元気でいてほしい

そこで見つけたのがペットケアサービス Let’s。『いぬのきもち』のシニア犬のケア特集も監修されていて犬の老化や老犬の介護に詳しいカンパニー。愛犬のしつけのこと、加齢による変化や問題行動についてのカウンセリングも受けられるそう。
さっそく、センパイを連れて伺ってみようかな。センパイはまだまだヤングだけれど(そうでもない?)、プロの目から見たらもうすぐ8才になるセンパイはどんなふうに見えるのかなぁ。楽しみだけどちょっとドキドキ……。
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いざセンパイを連れてペットケアサービス Let’sへ!

次回予告
次回、センパイとLet’sさんへ伺ってカウンセリングを受けた様子をお伝えします
取材・文・撮影:いしぐろゆきこ

プロフィール
いしぐろゆきこ:愛犬誌や女性誌、WEBなどで日々の暮らし、犬猫に関するエッセイやモノのリコメンドを執筆。近著に『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(幻冬舎)。
http://www.blueorange.co.jp/yuruyuru/
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