犬と暮らす
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Vol.2 犬が年をとるということ 〜周囲の人に聞いてみた〜「 愛犬のすこやかアンチエイジング」
Vol.2 犬が年をとるということ 〜周囲の人に聞いてみた〜
「愛犬の老化を感じたのはいつ?」と周囲の人に聞いてみました。
「長生きの秘訣を教えてください」と私が聞いたとき、マリの飼い主さんは「口の中のケアと散歩です」と即答した。「虫歯の菌などが原因で病気になることがあると聞いて、歯磨きはしっかりやったつもり。あと、子犬のころからよく歩かせていました。マリも散歩好きだったから。年をとったなぁと思ったのは、マリが散歩にあまり積極的でなくなったとき。あれだけ好きだったのに……」。マリ亡き後、ご一家は引っ越されたが、この言葉は私の中に今でも生きている。
愛犬の老化はなるべく感知したくないこと。できることなら、見てしまっても見なかったことにしたいくらいだ。しかし時の流れは残酷で、ある日突然「あれ?」って思うことがあるんですよね。
うちの場合、前回にも記したように被毛に白さが目立つようになってきたこと。センパイは茶色と白の被毛がグラデーションになっていますが、あるときふと見た前脚の被毛の色合いが今までの印象よりも白っぽく見えた。「あ?」と思って、「光の加減かな」と思い直し、角度を変えて見ても同じように見えて「あー。これ、白髪ってことかなー」と気づいた次第。
飼い主さんが感じる愛犬の高齢化
ほかに7才〜10才くらいで聞くのは「太りやすくなった」、「歯石が気になるようになった」、「なんとなく動物病院へ通うことが多くなった感じがする」、「走り回る時間が短くなった」など。
そして10才を過ぎると「散歩の途中で休みたがる(抱っこを要求する)」、「坂道を嫌がる」、「家の中にいて、以前は登っていたソファに登らなくなった(登ろうとしなくなった)」、「目元の涙やけが目立つようになった」、「食が細くなった」などなど。飼い主は愛犬の老化を目の当たりにしては一憂し、受け入れ、気を取り直して向き合っていく。その繰り返しなんですね。
センパイと目指す、しあわせのアンチエイジング
そしてもっとできることなら、老化を目の当たりにする前に「転ばぬ先の杖」を見つけておきたい。日々の暮らしの中でできる老化防止になるようなことって、何かないものか……。犬飼いの先輩に聞くのもいいけど、できればより専門的で広い知識から的確なアドバイス、指導を受けたい。
そこで見つけたのがペットケアサービス Let’s。『いぬのきもち』のシニア犬のケア特集も監修されていて犬の老化や老犬の介護に詳しいカンパニー。愛犬のしつけのこと、加齢による変化や問題行動についてのカウンセリングも受けられるそう。
さっそく、センパイを連れて伺ってみようかな。センパイはまだまだヤングだけれど(そうでもない?)、プロの目から見たらもうすぐ8才になるセンパイはどんなふうに見えるのかなぁ。楽しみだけどちょっとドキドキ……。
次回予告
次回、センパイとLet’sさんへ伺ってカウンセリングを受けた様子をお伝えします
プロフィール
いしぐろゆきこ:愛犬誌や女性誌、WEBなどで日々の暮らし、犬猫に関するエッセイやモノのリコメンドを執筆。近著に『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(幻冬舎)。
http://www.blueorange.co.jp/yuruyuru/
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