犬と暮らす
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Vol.6 口内チェック、そして歯磨き指導「 愛犬のすこやかアンチエイジング」
Vol.6 口内チェック、そして歯磨き指導
今回は、筋トレに並ぶ長生きの秘訣である口内ケアについて、ペットケアサービス Let’sさんで教わった内容を紹介します。
なのでやってはいました、歯磨き。えぇ、それなりに……。『いぬのきもち』で特集されていることもあり、記事を読みながら見よう見まねでトライ。犬友だちの中には「動物病院で定期的に歯垢をとってもらう」という人もいるけれど、センパイはまだそこまではやったことがありません。カウンセリングでも、ペットケアマネージャーの伊藤さんに正直にお話しました。
歯磨きをはじめたのは、センパイが1才に満たないころ。最初は口の中に入れた歯ブラシをがしがし噛むばかりで、ちっとも歯磨きにはなりませんでした。歯ブラシがわりに指に布を巻いてみるなどいろいろ試してみましたが、結局、人間の子ども用の(いちばん小さな)歯ブラシを使うことで落ち着きました。
さて。伊藤さんと三浦さんにセンパイのお口の中を点検してもらいました。お2人はセンパイを抱っこして素早く羽交い締め(笑)。もちろん優しく愛にあふれた羽交い締め(この体勢は私が家で歯磨きをするときにしているので、センパイは慣れているのです)。
「あ、7才にしてはきれいです。でも、もっとしっかりやらなくてはケアにはなりませんね。」との診断。
歯磨きは写真の赤丸で囲んだ歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)を重点的に!
「奥歯の歯周ポケットからかき出すイメージですよ。それから前歯の歯周ポケットをみがいていきます。歯に当てるブラシの角度も大切ですよ!」
慣れないので、へんな力が入ってしまったのか、センパイが急に不機嫌に(泣)。
「誰でも最初からうまくできないものですよ。あきらめずに続けることが大事です。そうすれば、飼い主さんも犬も、お互いに慣れてきますよ」そう激励されて、思わず「はい、がんばりまっす……」
私の経験では、歯磨きの時間は長引かないようにするのがいいみたい。あまり粘らずにサクッと。でもできるだけ毎日やること。今度、伊藤さんにお会いするときに「センパイちゃん、お口の中きれいね!」と言っていただけるのが目標です。
ガムのような硬いものを噛むことで、歯垢もつきにくくなるし、顎の強化にもなるんですよね。それも併用したいところだけれど、センパイ、硬い骨などを前にすると戦意喪失? まったくやる気がなくなります。あれだけ食いしん坊なのに情けない……。という訳で、口内ケアは歯磨き1本で頑張るセンパイと飼い主です。
すこやか老犬は1日にしてならず……。口内ケアも筋トレも、さぼらずにコツコツと毎日続けることが大切なんですね。
ペットケアサービス Let’sでのカウンセリングとトレーニング、おやつの誘惑(!?)があったとはいえセンパイも頑張りました。元気だったセンパイも家に着くとグッタリ。これからも一緒に頑張ろうね。
次回予告
作家の伊藤比呂美さんに、愛犬の最期を綴った新刊『犬心』についてお聞きしました。
住所:東京都江戸川区西葛西1-15-1
電話:03-3675-0250
HP:http://lets-pet.com/
取材•文:いしぐろゆきこ
プロフィール
いしぐろゆきこ:愛犬誌や女性誌、WEBなどで日々の暮らし、犬猫に関するエッセイやモノのリコメンドを執筆。近著に『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(幻冬舎)。
http://www.blueorange.co.jp/yuruyuru/
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