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犬のフケが増える原因は?予防方法はある? 獣医師に聞きました

人と同じように、犬もフケが出る生き物です。少量のフケであれば問題ありませんが、たくさん出る場合は病気のサインという可能性も。今回は、「犬のフケの原因と対策」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお話をうかがいました。

フケが増える原因は?

ぺろっと舌を出すダックス
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――大量のフケが出る場合、どのような原因が考えられますか?

岡本先生:
「膿皮症やマラセチアなどの感染症のほか、ドライスキン、脂漏症、アレルギー、アトピー、栄養不良なども考えられます」

――フケが出やすい季節・犬種などがあれば教えてください。

岡本先生:
「夏場と冬場に目立つことが多いです。また、フレンチ・ブルドッグ、ピンシャー、シー・ズー、バセット・ハウンド、ダックスフンド、ドーベルマン、ビーグル、テリア種などはフケが出やすい傾向にあります」

フケを防ぐ方法はある?

シャンプー中のパグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――フケを予防するにはどうすればよいですか?体を洗う頻度や洗い方のコツも教えてください。

岡本先生:
「室内を快適な温度に保つことが大切です。洗うタイミングはフケやニオイが目立ち始めたときですが、頻度は犬の体質によって異なります。
シャンプーは愛犬の体質に合ったものを選び、36~37度くらいのお湯で洗ってあげてください。すすぎ残しのないようきれいに流し、しっかりと乾かしてあげることがポイントです。
なお、皮膚などにトラブルがある場合は、使用するシャンプーについて、必ず動物病院で相談をしましょう」

フケの増加は病気のサイン?たしかめる方法は?

お散歩中の柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――病気が原因のフケと、そうでないフケの見分け方はありますか?

岡本先生:
「痒みや赤みがあるときは注意が必要です。このほか、フケの量や目立つ頻度が増えてきた、シャンプー直後でもフケが目立つ、といった場合は受診されることをおすすめします」

――ありがとうございました。
少量のフケであれば生理現象といえますが、急に増えると「病気かも?」と心配になってしまうもの。正しい方法でシャンプーをしても改善しない場合は、何らかのトラブルが起きている可能性もあるので、かかりつけの獣医師に相談してくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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