【調査】大型犬に憧れがある人は約8割！　お迎えを検討するときに心得ておくべき大切なことは

大型犬に憧れがある人は、どれほどいるのでしょうか？

【調査】大型犬を飼ってみたいと思ったことはある？

今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、107名を対象に「大型犬を飼ってみたいと思ったことはあるか」アンケート調査を行いました。すると、8割が該当する結果に！

【調査】どの大型犬に憧れがある？

上記のアンケート調査で「はい」と回答した人には、「飼ってみたい大型犬」「憧れている大型犬」について、下記の選択肢より選んでもらうことに。

ゴールデン・レトリーバー／ラブラドール・レトリーバー／サモエド／秋田犬／ダルメシアン／バーニーズ・マウンテン・ドッグ／その他

その結果は、下記のとおりです。

今回の調査でもっとも人気だったのは、「ゴールデン・レトリーバー」でした。次いで、「その他」「ラブラドール・レトリーバー」「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」と続きました。

「その他」を選んだ人からは、次のような犬種の回答が寄せられています。

「グレート・ピレニーズ」

「チャウ・チャウ」

「グレート・デーン」

「オールド・イングリッシュ・シープドッグ」

「ラフ・コリー」

「ワイマラナー」

「ジャーマン・シェパード・ドッグ」

「レオンベルガー」

「ボルゾイ」

「サルーキ」

「ドーベルマン」

「アイリッシュ・セター」

「ボクサー」

【調査】憧れの大型犬を飼いたい理由は？

ボールを頭に乗せるラブラドール・レトリーバー — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

上記のアンケート調査で、「憧れがある」「飼ってみたい」と思う大型犬について回答してもらいましたが、なぜその犬種を飼ってみたいと思ったのでしょうか。寄せられたコメントの一部を紹介します。

・ゴールデン・レトリーバー
「穏やかで賢い、人懐っこい、顔が好き」

・ゴールデン・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグ
「実家は大型犬ばかり飼っていたので、結婚してから小型犬にしました。でも、大型犬を飼う楽しさも知っているので、実家で飼ったことのない大型犬を飼ってみたいです」

・秋田犬、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、サモエド
「カワイイ、かっこいい」

・その他（グレート・デーン）
「大きな体で甘えられたい」

・その他（グレート・ピレニーズ）
「大きな体に顔をうずめてモフモフしたい」

・ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー
「一緒に遊びたい」

・ダルメシアン、その他（ワイマラナー）
「ワイマラナーはすでに飼っているので、多頭飼いに憧れています。（ワイマはワイマ多頭飼いオーナーが多いので）ダルメシアンは女のコの母性本能が強いと聞いたことがあるので、女のコを迎えてみたいと思い」

・ゴールデン・レトリーバー、サモエド
「小さい時からの憧れ」

・その他（グレートピレニーズ）
「幼少期に見ていた『名犬ジョリィ』に憧れて。たぶん最初に見た犬との友情物語」

・秋田犬、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー
「賢い、人懐っこい」

・ゴールデン・レトリーバー、ダルメシアン
「人間と対等までとはいかなくても、同じくらいの目線で過ごしてみたい」

・サモエド、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー
「散歩時に会う大型犬が可愛くてお利口だから。夏はプールで遊ぶ、冬はあたたかさを感じてみたい！」

【獣医師解説】大型犬を飼うときに心得ておきたいことは？

将来的に、大型犬を家族に迎えたいと考えている人もいるでしょう。

実際に大型犬を飼うことになった場合、どのような心構えが必要なのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

大型犬を飼うときに最低限心得ておきたいこと4つ

小型犬に比べて、体もはるかに大きい大型犬。やはり飼うとなると、いくつか心得ておきたいことがあります。

1．体が大きく、力も強い

大型犬の子犬を家族に迎え入れる際には、成犬になったらどれくらいの大きさになるのかをあらかじめ知っておくことが大切です。一般的には、25kg以上の犬を大型犬とすることが多く、力も強いです。

また、将来のことを考えると、愛犬が介護で寝たきりの状態になったときなどに、飼い主さんが抱えて移動させたりする必要が出てくる可能性があることも念頭に置いておきましょう。

2．お金がかかる

犬を飼うのにはお金がかかりますが、大型犬となると、小型犬よりも費用が多くかかります。

アニコム家庭動物白書によると、年間で見たときに中型犬では約53万円、大型犬だと約60万円の支出があるとされています。ドッグフードやおやつなど日々の食費、トリミング代、ペットシーツの費用なども、小型犬と比較して高額になるでしょう。

また、犬の薬は体重によって計算されることが多く、フィラリアやノミ・ダニ予防薬や、病気になった場合の治療費が高額になることも予想されます。

3．体格が大きくパワーがあるので、しつけは必須

大型犬は体が大きく力も強いので、飼い主さんが犬をコントロールできない状態だと、最悪の場合には他人に迷惑をかけたり、ご近所トラブルになってしまう可能性も。散歩のときには強く引っ張らない、人に飛びつかない、吠えないようになど、基本的なことを教えることが必要です。

日頃から愛犬とコミュニケーションをとって絆を深め、一緒に楽しく暮らしていくためにも犬をコントロールできるよう教えていきましょう。

4．十分な運動量が必要

犬にとって散歩は、ストレス発散やリフレッシュができる欠かせないものです。大型犬は小型犬よりも運動量が多いので、運動が足りていないとストレスを溜めたり、肥満になってしまう可能性があります。

犬の寿命を約15年と考えると、毎日の散歩を15年後まで続けることができる飼い主さんの体力も必要になることも考えなければなりません。

また、愛犬を飼う際には動物病院に通いますが、診察室、レントゲン、オペ室が小さい、スタッフが少ないなどの面から、大型犬をみてもらえる動物病院を探すことが大変なこともあるようです。