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犬の脱毛症「抜け毛」と「脱毛」はどう違う? 獣医師に聞いてみた

全身を毛に覆われた犬のお手入れといえばブラッシングが欠かせませんよね。犬の抜け毛は犬にとって自然なことですが、なかには「脱毛症」で被毛が抜け落ちてしまうコもいるそうです。

「犬の脱毛症」について、いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生が解説します。

犬に「脱毛」が起こることがある

犬の脱毛症「抜け毛」と「脱毛」はどう違う?獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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脱毛症は犬にも起こることがあります。脱毛症を大きく分けると先天的なものと後天的なものがありますが、脱毛が起こる原因は多岐にわたります。

犬の抜け毛と脱毛の違い

犬の脱毛症「抜け毛」と「脱毛」はどう違う?獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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犬種の特徴によっても異なるので一概にはいえませんが、一般的に犬の抜け毛は、役割を終えた毛が抜け、新しい毛が生えてくるというヘアサイクルを繰り返す自然な現象のことをいいます。

それに対して、皮膚に何らかの異常があって毛が役割を終えて抜け落ちても、その後に新しい毛が生えてこないというヘアサイクルの異常を脱毛ととらえてよいと考えます。

犬の脱毛症はなぜ起こる?

犬に脱毛の症状がみられたときに考えられることとして、甲状腺や副腎の病気など脱毛以外の全身の症状を伴う病気もありますし、脱毛以外には全く健康な状態の脱毛症もあります。また、脱毛が起こる原因によっても症状は異なります。

脱毛がみられた箇所に毛が生えてくるかについては、病気の種類や経過にもよりますので、状態によっては毛が生えにくいケースもあるかと思います。

犬の脱毛症に対する対処法

ワイアー・フォックス・テリア
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犬の脱毛症を特定するには、さまざまな状況の特定が必要になってきます。

原因が先天的か後天的か、痒みを伴うか、皮膚に湿疹やフケなどを伴うか、全身の症状を伴うか、左右対称か、犬種、性別、脱毛の箇所などの状況から、検査や治療を行う内容は異なってきます。

脱毛は奥の深い病態です。また、脱毛に対するホームケアの対応方法などもそのコのケースによって変わってきます。

このため、愛犬の抜け毛や脱毛症のような症状で心配のあることがあれば、自己判断をせずにかかりつけの先生に相談されるとよいでしょう。

何らかの病気の症状として脱毛がみられる可能性もあります。愛犬の皮膚や被毛の状態に変化がないかをチェックする習慣をつけたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・丸山知美先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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