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犬は賢いと思い込み…プロもやってしまった「しくじりしつけ」とは!?

上手にしつけてイイ犬にする!と意気込んだが…

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犬を飼おうと思ったとき、同時に思い浮かぶのはしつけの問題です。飼う前は「上手にしつけてイイ犬にする!」と意気込んでいても、いざしつけの場面になると張り切り過ぎて空回りしてしまうことも。

今回は、飼い始めから「しくじりしつけ」を続けた結果、後々大変なことになったエピソードをプロの失敗談を含めてご紹介していきます。

しくじり①罰を優先させたら消極的な犬に

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昔のしつけ法は、ご褒美を使わず驚かす方法(罰)が主流でした。そんなしつけ法で育った犬は、怒られることを恐れるあまり、消極的な犬になりがち。

現在プロのレーナーをしている中村先生の愛犬ナナちゃんも、昔のしつけ法で育ったため、消極的な犬になってしまったといいます。そのため「失敗したら怒られる」と、新しいことをなかなか覚えなかったそうです。

しくじり②ハウスから出すのを忘れトイレ失敗

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多くの飼い主さんが頭を悩ますのは、トイレのしつけでしょう。飼い初めはハウスとトイレを区別させるために、くつろがせる場所と排せつする場所は別々に設置していることが多いようです。

しつけのプロ荒井先生は、新人の頃、トイレの時間なのにハウスから犬を出すのを忘れ、そそうをさせてしまったそうです。「かわいそうなことをしました」とコメントをしています。

しくじり③時間をかけすぎて歯磨きキライに

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健康管理の一環であるお手入れは、飼い主さんの責任です。ならばと最初から気合を入れ「しっかりやろう」とするあまり、長時間犬を拘束する結果に…。

ほとんどの人は、自由が利かない時間を嫌います。当然、愛犬も自由を奪われるお手入れ時間は好きではないでしょう。「しっかりやろう」と時間をかけすぎると、お手入れ自体を嫌うことになってしまいます。

しくじり④飼い初めに多い「犬は賢い!」という思い込み

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皆さんも犬を飼おうと決めたとき「どんな犬が自分に合うのだろう」と、いろいろな本やネットサイトを読み漁りませんでしたか?そこで目に留まるのがランキング。「大人しい犬」「飼いやすい犬」など、さまざまな犬種がランキングで出ています。

「よし、賢い犬を飼おう!」と順位を確認し、いざ飼ってみるということを聞かない。それもそのはず、犬の「賢い」とは「物覚えがいい」ということだからです。しっかりしつけなければ、犬は覚えられません。人との共同生活を「自然に覚える」ということは無いのです。

例えば、犬用のトイレを用意したからといって、教えなければ犬は「排せつをする場所」ということを認識しません。きちんと「排せつはここでする」ということを覚えさせるのは、飼い主さんの責任です。「犬は賢いから分かるだろう」という思い込みは捨てましょう。
「しつけを失敗した!」と思っても、覚えて欲しいことを教え続ければ愛犬はきっと覚えてくれます。失敗したら「気を付けなきゃ」と思うだけでなく、具体的な対策を立てて徐々に成功へ導きましょう。
出典/「いぬのきもち」2016年5月号『犬のしつけ昔は私たちもしくじっていました』(監修:日英家庭犬トレーニング協会認定トレーナー 中村太先生、しつけ教室DOGLY代表 荒井隆嘉先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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