春は、レジャーなどで車による外出が増える季節。愛犬を乗車させる位置は、予め決めておきたいですね。愛犬と飼い主さんはもちろん、周囲の人のことも考えて、犬を安全に乗車させる方法を確認しておきましょう。日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生にお話を伺いました。
安全な愛犬の乗車位置とは
安全を考えると、愛犬の乗車位置は後部席がおすすめです。また、愛犬が勝手に車内をあちこち移動しないよう、クレートなどに入れて乗せましょう。
とくに、助手席の後ろの足元がおすすめ!
クレートに入っていれば、犬も落ち着いて過ごしやすくなるはず。助手席の後ろの足元は安定感がバツグンな場所なので、愛犬の乗車位置におすすめです。
座席の上に乗せる場合は、クレートを固定する
愛犬を後部席の上に乗車させる場合は、クレートをしっかりと固定します。シートベルトなどでクレートを留め、愛犬が床に落ちないようにしましょう。
クレートがない場合はドライブボックスを利用する
クレートがない場合は、犬用のドライブボックスに乗せても大丈夫です。ボックス内にある留め具に首輪をつないで、愛犬の飛び出しを防止してください。
飼い主さんが愛犬に気をとられないことも大切!
車内で愛犬を自由にさせることは、運転の妨げになり、道路交通法にも違反します。また、愛犬を助手席に乗せるのも、運転者の気が散るのでおすすめできません。
走行中に窓から顔を出させたり、運転席に乗せたりする行為も絶対にしてはいけません。交通違反になるのはもちろん、愛犬や家族、周囲の人の命を脅かす危険な行為だということを認識しましょう。
愛犬と楽しくドライブするためには、犬と人の安全が確保されていることが必要不可欠です。ここで紹介した乗車位置と乗車法を参考に、ご家庭のドライブルールを見つけてくださいね。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター DOG IN TOTAL主宰)
参考/「いぬのきもち」2022年5月号『楽しく安全に乗りたいから 犬連れドライブのどうする?困った!を解決します!』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。