「オスワリ」「マテ」を10分足らずでマスター！　コマンドを覚えるのが早い犬の特徴｜獣医師解説

愛犬の成長を感じた瞬間にほっこり！

Instagramユーザー@gonta726さんの愛犬・ゴン太くん（取材当時、生後6カ月）。こちらの動画は、ゴン太くんを家に迎え入れて、半月ほどがたった頃に撮影したものだそうです。

ゴン太くんがだんだん家にも慣れてきたため、飼い主さんは「オスワリ」の練習を始めることに。はじめは遊びだと思ってじゃれていたというゴン太くんですが、少しすると飼い主さんの「オスワリ」の声かけに合わせて、オスワリの体勢をとったそう。

10分足らずで「オスワリ」をマスター！

そして、「マテ」の合図でしっかりと待つこともできたようなのです！

この日は練習を開始して1日目で、しかも教え始めてまだ10分もたっていなかったのだとか。飼い主さんの言うことをしっかりと理解し、「オスワリ」「マテ」をなんなくマスターした賢いゴン太くんを、たくさん褒めてあげたくなりますね！

練習エピソードにほっこり♪

とても賢い姿を見せていたゴン太くん。当時の様子について飼い主さんに話を聞くと、練習中の微笑ましいエピソードを教えてくれました。

飼い主さん：
「おやつがもらえることに気づいてからのゴン太は、真剣そのものでした。10分足らずでオスワリとマテをマスターしてしまったので、『もしかしてゴン太は天才なのでは？』と、一時は親バカを発揮しました。

しかしその後、おやつなしで試したところ成功率が一気に下がり、ゴン太の原動力にはおやつが大きく関わっていることが判明したんです。天才ではなく、食いしん坊なだけでしたね（笑）」

ゴン太くんは大好きなおやつのために、見事な集中力を発揮していたようですね！

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「好きなこと」に対して賢さを発揮！

食いしん坊で、食べることが大好きなゴン太くん。それと同じくらい散歩が大好きだそうで、散歩に行くときもゴン太くんの賢さを感じることがあるそうです。

飼い主さん：
「ゴン太は『お散歩』という単語を聞くと、途端にクンクン鳴き始め、そわそわし始めます。教えてもいないのに、ゴン太自らリードやハーネスをしまっている場所に駆けつけるなど、お散歩へのモチベーションの高さがうかがえます。

ゴン太は、好きな物事に対しては賢さを発揮することができるのだなと、日々感じています」

【獣医師解説】コマンドを覚えるのが早い犬の特徴

「オスワリ」「マテ」を10分足らずでマスターしたというゴン太くん。コマンドを覚えるのが早い犬には、どのような特徴が見られるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

白山先生：
「コマンドを覚えるのが早い犬には、次のような傾向が見られるでしょう。

・理解力や判断力が高い
・コマンドに従うことで『いいこと』が起きるということを素早く理解できる
・ごはんやおやつなど、好きなものへの執着が強い
・飼い主さんを信頼している

自分の興味のあること、好きなことには集中して取り組むことができるゴン太くん。『こうすればおやつをもらえる！　早くお散歩に行ける！』ということをしっかり理解し、コマンドにも従えているようですね。やはり、とても賢いコだということがうかがえます。

ゴン太くんのように、オスワリなどのコマンドを一生懸命覚えようとする犬には…

・おやつなどご褒美が好きなコ
・遊ぶことが好きなコ
・飼い主さんを信頼しているコ
・従順な性格のコ

などの傾向が見られるでしょう」