オス犬とメス犬ではさまざまな違いがありますが、飼い主さんへの接し方にも、男のコらしさ・女のコらしさが表れることがあるようです。そこで今回は、犬の行動傾向の性別による違いと、オス犬・メス犬それぞれと接するときのコツについてご紹介します。
【オス犬】飼い主さんに忠実な傾向が
オス犬は一度従うと決めた飼い主さんには、まっすぐついていく忠実さがあるといわれています。そんなオス犬の信頼を得ることができれば、きっとよきパートナーになってくれるでしょう。
忠実な気持ちを上手に伸ばしてあげよう
信頼関係が求められる、ハードルが高いしつけにチャレンジして、忠実さを伸ばしてあげましょう。また、実際やらないのに「散歩だよ」などと期待させて裏切ることは、忠実な心を傷つけかねません。オス犬を冗談でからかうのはやめましょう。
【オス犬】甘えん坊で寂しがりやのコも多い
無鉄砲さや元気さが目立つオス犬ですが、じつは飼い主さんのそばが大好きな一面もあり、甘えん坊で寂しがりなコも多い傾向があるようです。
犬だけで過ごすことに慣れさせて
甘えん坊のオス犬は、慣れていないと犬だけでいることを寂しがってしまうことが。夜は別々に寝るなど、犬だけの時間にも慣れさせるようにしましょう。
【メス犬】要領がよくておねだり上手な傾向が
メス犬は、オス犬に比べて無駄なことはせず、要領がいいと感じている飼い主さんも多いようです。飼い主さんがついついおねだりに応じてしまうと、学習してかわいく甘えてくる小悪魔的な一面も。
かわいさに負けずに、メリハリしつけを
おねだり上手なメス犬の“ラブビーム”にやられてしまうと、しつけもあいまいになりがちに。メリハリをもって接することが大切です。
【メス犬】マイペースなコが多い
野生時代、メス犬は自分のペースで子育てをしていました。その名残からか、メス犬にはマイペースなコが多いよう。マイペースすぎて、気分が乗らないことはやりたがらないガンコな一面が見られることも。
飼い主さんのペースで接するのが○
飼い主さんは愛犬のペースに振り回されないように接するのがコツ。愛犬の機嫌をとらずに飼い主さんのペースで進めましょう。
オス犬・メス犬それぞれの“らしさ”を理解して、適切な接し方を心がけることで愛犬をもっとイイコに育てましょう!
参考/「いぬのきもち」2016年10月号『体の変化や去勢・避妊手術の知識も身につく 男子犬 女子犬 違いを生かす育て方』(監修:獣医師 ぬのかわ犬猫病院中田分院副院長 石田陽子先生)
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※犬の性格には個体差があります。