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梅雨どきの犬の散歩はどうする? 梅雨どきならではの注意点も

梅雨どきになり雨が続くと、悩ましいのが愛犬の散歩。また、雨の日は路面が滑りやすいためケガのおそれもあるなど、何かと気を配る必要があります。そこで今回は「梅雨どきの犬の散歩」について、獣医師の南直秀先生にお話を伺いました。

梅雨どきの散歩はどうする?

柴のむたくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
雨の日は散歩を控えることも多く、愛犬は運動不足からストレスをためがちになります。反対に雨の日の散歩が苦手なのに、歩かなければならないことがストレスになる場合も。

雨の日の散歩では、レインコートや長靴を着用させるのも一案です。ただし、気温によっては熱中症の心配があるので、通気性がよく、湿度のこもらない素材を選びましょう。また、犬によっては着用すること自体がストレスになることもあるので、嫌がるときは無理に着用させないでください。

室内遊びや室内ドッグランでストレス発散

散歩に行けない日などは、頭を使う遊びでストレスを発散させましょう。おもちゃを投げて取ってこさせる「モッテコイ」や、宝探し、知育おもちゃの活用のほか、指示しつけのトレーニングも有効です。飼い主さんとコミュニケーションをとることも、ストレス発散になります。

また、家の近くに室内ドッグランや雨を避けて遊べる場所があるなら、利用するのも手。ふだんからドライブやドッグランが大好きな犬にとっては、多少濡れても遊べることがストレス発散になることも。外出後は愛犬の体調を必ず確認し、被毛が濡れたら念入りに乾かしてあげてください。
ここからは雨の日の散歩の注意点についてご紹介します。

散歩時の注意点1.滑りやすい路面でのケガ

ジャック・ラッセル・テリアのさくらちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
雨で濡れると滑りやすくなる路面(御影石やアーチ形の橋など)でケガをしないよう、歩く場所を選びましょう。滑って傷めやすいのは、ひざの十字靭帯(じゅうじじんたい)です。特に膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)を患っている犬の場合は、悪化しかねないので十分な注意を。
散歩する際はツルツルした路面を避けるほか、抱っこやカート、滑りにくい靴を利用するなどの対策をとりましょう。

散歩時の注意点2.見ごろの花や果実の誤食

ポメラニアンのここあくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
梅雨どきはアジサイ祭りなどのイベントが各地で催されていたり、旬のサクランボの実や種が落ちていたりすることがあります。これらは中毒を起こす危険もあるので、花をバックに写真を撮る際などは、愛犬が花や果実を誤食しないように気をつけましょう。
特に気をつけたい植物は以下です。

・アジサイ:誤食した量によっては吐き気や下痢を引き起こす。
・花菖蒲などのアヤメ科の植物:口にするとヨダレが出て、嘔吐や下痢の症状が見られる。
・サクランボ:種に毒性があるほか、種が腸に詰まったり、軸部分の誤食で腸管を傷つけたりする。

対策としては、景色だけに気をとられず、愛犬を見ながら歩くようにすることです。また、日ごろから横について歩く練習をしておくといいでしょう。
今回ご紹介した内容も参考に、笑顔で安全に梅雨をのりきってくださいね。
お話を伺った先生/南直秀先生(東京動物医療センター副院長)
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『ジメジメした季節に起こりやすい体調変化に気をつけて 梅雨の不調から愛犬を守ろう!』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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