犬と暮らす
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行動の変化、性格の変化…… 愛犬がシニア期に入って感じる悩みは?
愛犬がシニア犬になって悩みがあると感じている飼い主さんは半数以上
「愛犬がシニア犬になって感じる悩みがある」との回答は、全体の半数以上という結果になりました。
飼い主さんに聞きました! 実際にどんな悩みがあるの?
・「耳と目が少し悪くなってきた感じがします。悩みというか心配です」
・「14才にもなると、しんどそうな感じがします。動きもゆっくりになってきました」
・「病気にかかりやすくなった。いつまでも一緒に暮らしたいが、いつかお別れがくると思うと辛い」
目や耳など身体面で変化がでたときの対処法は?
岡本先生:
「視力が落ちてきた場合は、明暗差(特に暗いところから明るいところへ行くとき)に驚いてしまうことがあります。目を手で覆って少しずつ明るさに慣らしてあげる、部屋の電気を急に明るくしないなどの工夫をするといいでしょう。また、ぶつからないように部屋の配置はなるべく変えないほうがいいでしょう。見えない分、急に触るとびっくりしてしまうので、声をかけてから触ってあげてください。
耳が聞こえにくくなった場合も、背後から近づくとびっくりさせてしまうので、なるべく正面から近づいて触るようにしましょう。足腰が弱くなってきた場合は、段差をなるべくなくすことも大事ですが、滑ったり着地を失敗したりしないように、踏ん張りやすい素材を床に敷くことも大切です」
性格が変わってしまったと感じる原因は?
岡本先生:
「気性が荒くなったなどの性格の変化は、シニアになることで頑固になったり、こだわりが強くなったり、先ほど述べた身体面での変化で、飼い主さんがそう感じている場合が多いです。しつけができないわけではありませんが、よほどの問題がない限り、年齢による変化と受け止めて付き合っていくのがいいのではないかと思います」
取材・文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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