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シニア犬との暮らしで困っていることはある? 対策を獣医師が解説

犬もシニア期に入ると、それまでとは行動などが変化することがあります。今回はシニア犬の飼い主さんに、困っていることがあるかアンケートを実施。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、シニア犬の困ってしまう行動の原因や対策をうかがいました。

シニア犬との暮らしで困っていることがあると回答したのは4割

シニア犬との暮らしで困っていることはある?
※2023年6月実施「いぬのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 22人)
シニア犬との暮らしで困っていることについてアンケート(いぬのきもちWEB MAGAZINE)
いぬのきもちアプリで実施したアンケートによると、シニア犬との暮らしで困っていることがあると回答したのは、全体のおよそ4割という結果になりました。

飼い主さんに聞いた「どんなことに困っていますか?」

ソファーに横たわるゴールデン・レトリーバー
Janie Airey/gettyimages
・「見えにくいのか、玄関の段から落ちたり、リビングの椅子の間にはまって動けなかったりするので、留守番のときは玄関へのドアを閉めています」

・「トイレの失敗が増えた」

・「現在17才のオスのチワワが、今年の2月から認知症になりました。昼夜問わず吠え、寝ない、徘徊がひどくなり、24時間付きっきりで介護しています」

【獣医師解説】シニア犬にまつわる困りごとの解決方法は?

ランドリーにいるパグ
Max Bailen/gettyimages

トイレを失敗してしまう原因と対応方法

――シニア期に入ってからトイレを失敗してしまうことが増えるケースがあるようですが、どのような原因が考えられますか?また、どのように対応したらよいでしょうか?

岡本先生
「尿道括約筋の低下、起き上がるのがおっくうでトイレが間に合わない、関節炎などで痛くてあまり動きたくない、といった原因が考えられます。
解決方法としては、トイレを寝床の近くに設置する、トイレまでの動線を滑りにくくする、などの工夫をしてみるといいでしょう。また、犬の状況によってはオムツの導入を視野に入れても」

夜鳴きをする原因と対応方法

――シニア期に入って夜鳴きをするようになることもあるようですが、どのような原因が考えられますか?また、夜鳴きにはどのように対応すればいいでしょうか?

岡本先生
「聴力・視力の低下による不安感、体の痛みや不快感、認知機能の低下などの原因が考えられます。
原因によって治療や対策が異なりますので、まずは原因を特定するためにも、動物病院を受診するといいでしょう」
身体能力の衰えなどによって、それまでできていたことが、できなくなってしまうことも少なくないようです。愛犬の体の変化を観察し、愛犬の状態に合わせたサポートをしてあげたいところ。困ったら動物病院に相談してくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/田山郁
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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