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関節の健康は犬の健康寿命に欠かせない「犬の関節の役割や特徴」

関節は人にとっても大切ですが、犬にとっても同様です。関節の働きは、愛犬の健康を左右するといっても過言ではありません。今回はそんな犬の関節の役割や特徴について、獣医師の森淳和先生にお話を伺いました。

犬の関節の役割は?

柴のじろうちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
関節は骨と骨のつなぎ目の構造部のことをいいます。もし犬の体に関節がなかったら、丈夫な骨と鍛えた筋肉があっても立つことすらできません。脊椎動物の骨格は骨、筋肉、関節の3要素で構成されており、骨と骨がこの関節でつながり、筋肉と連携することで、体を安定させることができるようになります。
重力に逆らって立つ、前進するといったさまざまな動きはもちろん、フセやオスワリといった日常の姿勢、速く走る、高くジャンプするといった犬の身体能力を発揮できるのも、関節があってこそなのです。

犬の関節は四足歩行に順応して発達している

トイ・プードルのゆずちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
人はその進化の過程で、手で物をつかむようになり、肩や腕を上下左右に動かせるように発達しました。
一方、四足歩行の犬の場合、重要なのは獲物を捕らえるために速く走ることです。そのため犬の関節は、四肢を前後に効率よく動かせる構造に特化しています。

犬の関節は前足と後ろ足で役割が違う

13才のララちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の体の重心は、前足に6~7割がかかっています。そのため前足の関節は体を支え、踏みしめて体を前に出しやすい構造に。また後ろ足の関節は、発達した太ももの筋肉とともに、地面を力強く蹴り上げる動きに適しているのです。
関節の健康は、愛犬のQOLに大きくかかわるもの。よく動く関節を保つことは、犬の健康寿命を延ばすことにつながります。愛犬の関節の状態が気になったり、異変に気づいたりしたら、早めに獣医師に相談してくださいね。
お話を伺った先生/森淳和先生(獣医師 動物病院ONE for Animals代表)
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『骨と骨、健康な日々をつなぐから 関節は大切!』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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