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もしかして病気が原因?犬の“吠え”に関する悩みを解決

「愛犬が急に吠えるようになった」「留守中にずっと吠える」といった悩みはありませんか?今回はそんな“吠え”に関する問題の解決方法について、しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表の西川文二先生に教えていただきました。

Case1. 体に触れようとすると、急に吠えるほうになった

かわいいポメラニアン
shironagasukujira/gettyimages

解決方法:体に痛みがあるのかも!?まずは動物病院へ行こう

今まで体のどこを触っても平気だったのに、急に「キャンッ!」と吠えたりうなったりする場合は、体のどこかに痛みがあり、触られたときに痛みが生じて吠えている可能性があります。痛がる部位は触らないようにして、すぐに動物病院を受診してください。

病気が原因で吠えているのか、単純に嫌がっているのかは、普段からスキンシップをとっていないと判断できません。日頃から全身を触る習慣をつけましょう。

Case2. 留守番中にずっと吠える

お手をする犬
Kane Skennar/gettyimages

解決方法:ひとりでも大丈夫と思えるトレーニングをしよう

留守中にずっと吠えているようなら深刻度は高め。とくに留守中だけそそうをしたり、物を破壊したりする場合は、分離不安症を疑ったほうがいいでしょう。

しつけによる対処法としては、まずクレートトレーニングをすること。あわせて「かくれんぼトレーニング」をすることで、不安を軽減してあげましょう。

かくれんぼトレーニングとは?

目的は「飼い主さんがいなくなっても必ず戻ってくる」という信頼関係を築くこと。
まずは、愛犬が引っ張っても動かない家具などにリードを固定し、飼い主さんは部屋を出ます。
最初は数秒ですぐ戻り、おとなしく待っていたらごほうびを。徐々に部屋を出ている時間を延ばしていき、ひとりでも大丈夫と認識してもらえるように練習しましょう。

Case3. 手を近づけると、触るな!と吠える

ソファでくつろぐゴールデン・レトリーバー
Janie Airey/gettyimages

解決方法:フードやおやつを手から与えて慣れさせる

過去のトラウマから、手の接近を極端に怖がるケースはとても深刻です。とくに保護犬など、何か原因かわからない場合、状況によっては行動診療科などに頼る必要もあるでしょう。

しつけに関しては、フードまたはおやつを使って手に慣れさせるなど、シンプルな方法で少しずつ慣らしていくのがベストです。このケースでは、犬が手に対して抱いているイメージを根本から変える必要があります。飼い主さんから手を出すと怖がられるため、犬のほうから寄ってくるのを待ちましょう。
“吠え”に関する悩みは、飼い主さんが思っている以上に深刻な場合があります。愛犬にしっかりと歩み寄り、適切に対処してあげてくださいね。
お話を伺った先生/西川文二先生(しつけスクール「Can!Do!Pet Dog School」代表)
参考/「いぬのきもち」2021年3月号『犬の2大問題行動を徹底解明!! 犬の気持ちがわかれば吠え・噛み問題は解決できる!』
文/柏田ゆき
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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