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シニア犬の目が白くなる核硬化症ってなに? 白内障との違いを獣医師に聞いてみた

シニア犬の目が白くなるのは目の病気の場合もあれば、加齢による生理的な体の変化でみられる「核硬化症」という状態の場合もあるそうです。では、犬の核硬化症とはどのようなものなのでしょうか。

「犬の核硬化症と白内障の違い」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬の「白内障」は目が白くなったときに考えられる病気のひとつ

シニア犬の目が白くなる核硬化症ってなに? 白内障との違いを獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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――シニア犬の目が年齢とともに「白くなってきたかも? 」「濁ってきたかも? 」 と飼い主さんが感じる場合、原因としてどのような目の病気が考えられますか?

岡本先生:
「犬の目が白くなったり濁ったりしている場合、考えられる病気としては白内障の可能性があります。白内障は水晶体が白濁する目の病気です。

そのほかにも、病気ではありませんが核硬化症という生理的な変化で犬の目が白く見えることもあります。」

犬の「核硬化症」は加齢による生理的な変化で起こるもの

シニア犬の目が白くなる核硬化症ってなに? 白内障との違いを獣医師に聞いてみた いぬのきもち
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――犬の生理的な変化で起こる核硬化症とはどのようなものなのでしょうか?

岡本先生:
「核硬化症とは、眼の水晶体核といわれる層状の部分が加齢とともに硬くなることで光の屈折率が変化して、見た目上、犬の目が白く見える状態のことをいいます。

核硬化症は白内障とは異なり、加齢による生理的な変化であることから、治療方法や予防方法はありません。

愛犬の目に異変を感じた際の注意点

カニーンヘン・ダックスフンド
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――病気かそうでないかに関わらず、愛犬の目に異変を感じたときに飼い主が注意することはありますか?

岡本先生:
「愛犬の目に変化や異常がある場合はそのままにせず早めに動物病院を受診するようにしましょう。

愛犬の目が白くなったり濁ったり、涙や目やにが多いなどの目に関わる変化だけでなく、物にぶつかるようになったなど行動の変化がないかをよく観察することも大切です。」

愛犬の目の変化で気になることがある場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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