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自分のおならに驚くのはなぜ?ちょっぴりおもしろい犬の生態

犬の体にはフシギな機能がたくさん。長く一緒にいる飼い主さんも、なんで?どうして?と疑問に思うことがありますよね。今回は、ちょっぴりおもしろい犬の生態について、哺乳類学者の今泉忠明先生に教えていただきました。

自分のおならに驚くのはなぜ?

膝の上でおならをするトイプーのくーくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬はふだんから、自分の意識とは別にこまめにおならを出しています。人のように、おならを我慢しておなかの中にガスがたまるということはほぼありません。

音の伴うほどのおならはごく稀で、本人(本犬?)にとっては想定外のできごと。本当に「何?」と驚くとともに、「ボクじゃない!」というような顔をするのでしょう。

オス犬は10km先のメスのフェロモンを感じ取れる

お鼻にピントが合った柴のムツくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は、ほかの犬が発したフェロモンという物質をかぐことが可能。とくにオスは、メスのフェロモンをかぎ分けることに長けています。

その距離はすさまじく、今泉先生によると「軽く10km離れたメスのフェロモンをかぎ取れるのでは?」とのこと。離島の恋人(恋犬?)に泳いで会いに行くという犬の話がありますが、この能力が生かされていたのかもしれませんね。

犬はお尻から個人情報を発している

クンクンし合うチワワのぷりんくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は肛門の近くに肛門嚢からの腺があり、そこから性別や年齢、力の強さ、交尾できるか?など、その犬の情報を含んだ分泌物が出ていると考えられています。だから犬は、お尻付近をかいで、相手のことを知ろうとするのですね。

今泉先生によると、「犬種は人が作り出したものなので、何犬種かという情報は分泌物に含まれていないかも」とのことです。
犬の体は、人と違うところがたくさん。その生態を知れば知るほど、さらにスゴイ生き物に見えてきますね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳類学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「いぬのきもち」2021年2月号『動物学者のあの今泉先生がぜひみんなに知ってもらいたい! ざんねんじゃない犬のスゴイ!!生態』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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