犬がよく見せる寝相には、その犬の性格が表れていることがあるそう。そこで、『いぬのきもち』読者から集まった寝相写真を、犬の生態に詳しい獣医学博士の増田宏司先生に見ていただき、その犬の性格を分析してもらいました。
【うつぶせ寝さん】
「うつぶせ寝は、立ち上がりやすさが抜群なうえに地面にあごがつき振動を感知しやすいので、用意周到といえそう」(増田先生)
【足かかえ寝さん】
「自身の後ろ足を抱えこむようにしてまでおなかをガードしているので、しっかり者度は高めでしょう」(増田先生)
【丸まり寝さん】
「犬のもっともスタンダードな寝方といえば丸まり寝。犬らしい寝相なので硬派ともいえそうです」(増田先生)
【横寝さん】
「横寝はスタンダードな寝方のなかでも犬にとって楽な体勢。リラックスぎみなのでしっかり者でありつつ気を抜くことが上手かも」(増田先生)
じつはすべて「しっかり者」の寝相
●緊急事態に備えた寝相で、抜かりない性格
「犬は本来、急所を守るためにおなかを隠したり、いつでも逃げられるようにすぐ起き上がったりできる体勢で寝ます。そのような犬らしいスタンダードな寝相をよくする犬は、いつなんどきの緊急事態に備えていることから、抜かりないしっかり者といえるでしょう。適度に警戒を怠らないので、慎重派ともいえそうです」(増田先生)
いかがでしたか? 今回ご紹介した寝相のなかに、愛犬がよくする寝相がないかチェックして、性格診断を楽しんでみて!
お話を伺った先生/獣医師。獣医学博士 増田宏司先生
参考/「いぬのきもち」2023年2月号『寝相でわかる犬の性格診断』
写真提供/『いぬのきもち』読者の皆さま
文/いぬのきもち編集室