1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 動物病院
  5. "気になるフード"の疑問にお答え! 獣医師に聞きました 療法食Q&A

犬と暮らす

UP DATE

"気になるフード"の疑問にお答え! 獣医師に聞きました 療法食Q&A

動物病院などで耳にすることも多い「療法食」。どのようなフードなのか、種類や選び方、正しい購入方法など、「いぬのきもち」獣医師相談室の獣医師に聞きました。いま与えている方も、この先お世話になるかもしれない方も、ぜひ参考に!

いぬのきもち獣医師相談室って?
いぬのきもちには、読者の相談事に獣医師がお答えする会員限定のサービスがあります。この記事では、ふだんからフード・おやつなど食事に関するアドバイスをしている相談室の先生が答えます。
イラスト/Hanna
イラスト/Hanna

Q. 療法食って何?

A. 特定の疾病や健康状態にある犬に対して食事療法を目的に利用するフードです

療法食は特定の持病や健康状態にある犬のために、食事療法の一環として用いるフードです。一般的なフード(総合栄養食)には、水とともに与えるだけで愛犬の健康維持ができる栄養素が含まれていますが、療法食は症状に合わせて栄養成分の量や比率が調整されているため、与える際には必ず獣医師の指導が必要となります。

Q. どこで買えるの?

A. 獣医師の指導のもと、動物病院をはじめメーカーの公式通販で購入可能です

療法食は、必ず獣医師の指導に従って与える必要があります。そのため、受診の際に動物病院で購入することが基本ですが、獣医師の指導があれば、製品によってはメーカーの公式通販などで購入できる場合も。詳細は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

Q. どれくらいの期間与えるべき?

A. 自己判断をせず獣医師に確認を

与えるべき期間は愛犬の健康状態によって変わります。経過を見ながら獣医師が判断しますので、飼い主さんの判断で中断するのはNG。気になることや不安なことがあれば、獣医師に相談しましょう。

Q. どうやって選べばいいの?

イラスト/Hanna
イラスト/Hanna
愛犬の健康状態に合わせて獣医師が判断します

療法食は基本的に病気の予防のためではなく、特定の持病や健康状態にある犬のために、食事療法の一環として与えるフードです。症状によっては生涯与え続けなければならないこともあるため、愛犬が無理なく食べ続けられることが重要。愛犬の食いつきも見ながら、愛犬の健康状態に合ったフードをかかりつけ医と相談して選ぶのがよいでしょう。

Q. どんな種類があるの?

A. 病気・症状(健康状態)に合わせたさまざまな種類があります

腎臓病や消化器疾患のほか、食物アレルギーや肥満など、犬がかかりやすい病気に合わせてさまざまな種類があります。たとえば肥満に配慮する目的で作られたフードでは脂肪分が制限されているなど、病気や健康状態に合わせて栄養バランスが調整されています。ここでは、療法食の一部をご紹介します。
たくさんの種類があります(イラスト/Hanna)
たくさんの種類があります(イラスト/Hanna)

腎臓の一例

血液中に老廃物が増えると腎臓に負担がかかるため、リンやたんぱく質、ナトリウムを制限。腎臓の健康維持によいといわれるオメガ3系脂肪酸が配合されていることも。
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット〈犬用〉k/dチキン ドライ
ヒルズ プリスクリプション・ ダイエット 〈犬用〉k/dチキン ドライ
ヒルズ プリスクリプション・ ダイエット 〈犬用〉k/dチキン ドライ
ヒルズ独自のプレバイオティクス繊維ブレンドで腸由来の尿毒素を管理し、リンやナトリウムなどの調整で腎臓病の愛犬の生活の質(QOL)の向上に貢献することが科学的に証明

【問い合わせ先】 ヒルズお客様相談室(プリスクリプション・ダイエット)☎0120・211・323 


ペットライン ドクターズケア 犬用キドニーケア
ペットライン ドクターズケア 犬用キドニーケア
ペットライン ドクターズケア 犬用キドニーケア
慢性腎臓病に配慮して、リン・たんぱく質・ナトリウムの含有量を調整するとともに、オメガ3脂肪酸を含有。フラクトオリゴ糖配合で、腸内環境の健康維持にも配慮

【問い合わせ先】 ペットライン ドクターズ&JPスタイル ダイエティクス ☎0120・525・235


マルカン VetsWell腎臓ケア
マルカン VetsWell腎臓ケア
マルカン VetsWell腎臓ケア
リンとたんぱく質の含有量を調整し、高消化のたんぱく質を採用。さらに健康な腎臓を保つためにオメガ3系脂肪酸のEPAやDHAを配合

【問い合わせ先】 マルカン VetsWellサポートセンター ☎050・4560・1460 

消化器の一例

胃腸などの消化器にかかる負担を軽減するため、消化率の高い成分が配合されているほか、適度な食物繊維が含まれるなどで消化をサポートしてくれるフードが多いです。

ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 〈犬用〉腸内バイオーム 小粒 ドライ
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 〈犬用〉腸内バイオーム 小粒 ドライ
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 〈犬用〉腸内バイオーム 小粒 ドライ
ヒルズ独自の繊維ブレンド「アクティブバイオーム+」テクノロジーが腸内細菌叢を速やかに活性化することで、最短24時間以内に軟便をケアし、再発リスクを低減することが科学的に証明されています

【問い合わせ先】 ヒルズお客様相談室(プリスクリプション・ダイエット)☎0120・211・323 


ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット EN 消化器ケア
ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット EN 消化器ケア
ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット EN 消化器ケア
消化性にすぐれた原材料に、消化吸収しやすい中鎖脂肪酸を配合し、栄養素を効率よく吸収。ビタミンA・Eなどの抗酸化成分が健康を維持することにより免疫機能の維持もサポート

【問い合わせ先】ネスレ ピュリナ ペットケアお客様相談室 ☎0120・262・333


マルカン VetsWell消化器ケア
マルカン VetsWell消化器ケア
マルカン VetsWell消化器ケア
消化のよい原材料に、善玉菌を増殖させるプレバイオティクスを含む食物繊維やフラクトオリゴ糖をバランスよく配合。低脂肪設計で脂肪制限が必要な犬にも配慮

【問い合わせ先】 マルカン VetsWellサポートセンター ☎050・4560・1460 

食物アレルギーの一例

症状の原因となるたんぱく質を加水分解して食物アレルギーに配慮したり、アレルゲンになりにくいたんぱく質を使用しているなど、メーカーによって異なります。

ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 〈犬用〉オールスキンバリア 小粒 ドライ
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 〈犬用〉オールスキンバリア 小粒 ドライ
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 〈犬用〉オールスキンバリア 小粒 ドライ
食物アレルギーをもつ犬に対して使用しやすい卵を単一動物性たんぱく質として使用し、最短21時間で目に見える皮膚・被毛の健康維持に貢献。環境・食物両アレルギーによるかゆみの管理をサポートします

【問い合わせ先】 ヒルズお客様相談室(プリスクリプション・ダイエット)☎0120・211・323 


ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット HA食物アレルゲンケア
ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット HA食物アレルゲンケア
ピュリナ プロプラン ベテリナリーダイエット HA食物アレルゲンケア
加水分解大豆たんぱく質やコーンスターチなどの低アレルゲン食材で、食物アレルギーのリスクに配慮。オメガ6脂肪酸やビタミンA、亜鉛などを配合して皮膚の健康をサポート

【問い合わせ先】ネスレ ピュリナ ペットケアお客様相談室 ☎0120・262・333


ペットライン ドクターズケア 犬用アミノプロテクトケア ポテト
ペットライン ドクターズケア 犬用アミノプロテクトケア ポテト
ペットライン ドクターズケア 犬用アミノプロテクトケア ポテト
食物アレルギーによる皮膚疾患・消化器疾患がある愛犬の食事管理を目的に開発。たんぱく源に植物性のポテトプロテインのみを使用することでアレルゲンを制限

【問い合わせ先】 ペットライン ドクターズ&JPスタイル ダイエティクス ☎0120・525・235
解説/いぬのきもち獣医師相談室
参考/「いぬのきもち」2024年12月号『"気になるフード"の疑問にお答え! 獣医師に聞きました 療法食Q&A』
イラスト/Hanna
文/いぬのきもち編集室
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る