犬と暮らす
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犬にとって水を飲むことが重要な理由 寒い季節でも忘れずに行いたい犬の水分補給のポイント
犬の体にとって水分は大切なもの。愛犬が水分不足にならないようにサポートをしてあげましょう。
「犬にとって冬に水を飲むことが大切な理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
冬は犬の飲水量が減りやすい
原先生:
「冬は夏に比べると体温調節のための水分需要(汗などで使う量)が減少したり、活動量そのものの低下によって飲水量が少なくなりやすいと考えられています」
犬の体に「水」はなぜ必要?
原先生:
「犬の体は60~70%が水分で構成されており、生命活動に不可欠なもので、消化・吸収・体温調節・代謝機能の維持など体のほとんどの機能維持に役立っています」
――犬にとって冬に水を飲むことが大切といわれている理由は?
原先生:
「冬だから水を飲むことが大切。というわけではないですが、冬は犬の飲水量が少なくなりがちなシーズンなので、意識しておいた方がよいといえるでしょう」
犬が水分不足になるとどんな病気のリスクがある?
原先生:
「犬の体で水分不足が起こると、尿石症や細菌性膀胱炎、腎臓病、消化器系、呼吸器系の疾患など、さまざまな種類の病気のリスクが上昇するといわれています」
愛犬に水分を摂取させるための工夫を
原先生:
「犬の飲水量を増やすコツとして、たとえば、
- 水飲みボウルの高さや材質を変えてみる
- ウェットフードをご飯に混ぜてみる
- ドライフードを水でふやかしてみる
などの工夫は試しやすいかと思います」
水を飲まなくなる犬が多くなる冬だからこそ、病気のリスクを下げるためにも愛犬が1日にどれくらいの水を飲んでいるかを気にかけてあげましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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