犬と暮らす
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【調査】愛犬の行動から老化を感じたことがある? 獣医師解説つき
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いぬのきもち獣医師相談室
愛犬の行動から老化を感じたことはありますか?
![愛犬の行動から老化を感じる?感じない?](https://img.benesse-cms.jp/pet-dog/item/image/normal/cb96123a-00ad-40c6-b7bf-944c1e06d98c.jpg?w=698&h=296&resize_type=cover&resize_mode=force)
「はい」と回答した飼い主さんに「愛犬が何才のとき、どんな行動から老化を感じたのか」を伺ったところ、以下のような回答が寄せられましたのでご紹介します。
愛犬が7~9才の頃から老化を感じるようになった飼い主さんのコメント
- 「7才頃から散歩後にバテることが増えた気がします」
- 「7~8才の頃からです。動作がゆっくりし始めました」
- 「7才半を過ぎた頃から。出かけた次の日はずっと寝ていて、お散歩の催促をしなくなった」
- 「8才になったくらいから。今まで病気をしたことがなかったのに、いろいろ不調が出てきた」
- 「3頭とも8才を過ぎたあたりから寝る時間が増えてきました。一番年上のコは食欲旺盛ですが、歯磨きガムなどの硬いものを食べなくなりました。また、散歩は喜んで行きますが、長い距離(時間)を歩くと何度も休憩を挟みます。ドッグランで走り回わることがなくなり、日向ぼっこをしています」
- 「現在9才です。最近丸くなって寝ている時間が増えたように思い、老化なんだろうなと感じるようになりました」
愛犬が10~12才の頃から老化を感じるようになった飼い主さんのコメント
- 「10才頃から段差で後ろ足が引っかかることがあります」
- 「ラブラドール・レトリーバーですが、10才前からおもちゃで遊ばなくなりました。また、散歩時の階段の上り下りを嫌がるように」
- 「12才くらいから走る速度が遅くなった。13才くらいからときどきガードレールとかに頭をぶつけていて、目が悪くなった様子でした。16才で亡くなりました」
- 「今年12才ですが、去年くらいからよく寝るようになりました」
- 「12才になってから、散歩の時間と距離が短くなりました」
- 「12才。寝ている時間が増えた」
- 「12~13才頃から、投げたおやつを上手にキャッチできなくなった」
愛犬が13才を過ぎて老化を感じるようになった飼い主さんのコメント
- 「13才くらいから呼びかけても聞こえていないのか反応が鈍くなり、歩き方もトボトボといった感じで歩くようになってきた。仕事から帰っても、若いときは寝ていてもすぐに気がついて飛び起きてたのに、今では気づかず寝ている」
- 「13才くらいから食べムラが出始め、今16才ですが1日のほとんどを寝て過ごしてるし、散歩も行きたがらない」
- 「14才のときに座っていると姿勢が崩れ、筋力が落ちた感じになった。寝ている時間がかなり増えた」
- 「現在14才の柴犬です。13才くらいから歩く速度が遅くなった、足がふらつく、つまずきやすいといった様子が見られ、現在は下痢をするなど、体調を崩しやすくなったと感じています」
- 「先住犬が15才を過ぎた頃。走り回るのが好きなコでしたが、だんだん走らなくなり、あんなに散歩のときにリードを引っ張って悩んでいたのに、飼い主ペースで歩くようになったときに老いを感じました」
- 「15才頃から背中が丸くなってきた。17才を過ぎてからは歩き方がゆっくりになり、段差は越えられなくなりました」
- 「15才を過ぎて、後ろ足の踏ん張りが弱くなってきて、トイレのときにオシッコで足をぬらすことが増えてきた」など
こんな回答も
抗がん剤治療を6カ月続けて、なんとか寛解に持ち込めました。現在は、子犬のときみたいに元気で走るし、おやつもよく食べます。もう老犬だからと自己判断するのは大変危険なことだと思いました」
犬の老化サインについて獣医師が解説
原先生:
「個体差や大型犬か小型犬かでも大きな差があるので一概には言えないですが、おおよそ7~8才を過ぎたあたりから、少しずつ老化サインが見える傾向にあるかと思います」
――では、最初に見られやすい犬の老化サインを教えてください。
原先生:
「最初に見られやすい老化サインとしては、いつもより寝ている時間が増えた、歩く距離が減った、食べる量が前より減ったなどがあげられるでしょう。そのほか、階段や段差を上り下りしたがらなくなる、呼びかけへの反応が落ちる、トイレの失敗が増えたなども、老化サインとしてあらわれることがあります」
――犬の老化サインが見られたときに、飼い主さんがとるべき行動を教えてください。
原先生:
「犬のペースに合わせて生活を調整してあげるのが大切だと思います。ただ、今回あげた老化サインは病気のサインとして出ている場合もあるので、そのくらいの年齢になったら、定期的な健康診断や獣医師の診察を意識的に受けるのがおすすめです」
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年2月時点の情報です。
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