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犬の賢さレベル判定!犬って人間の言葉をどれくらい理解しているの?

犬と人、言葉を理解する仕組みが似ている!

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犬が人の言葉を聞いたとき、脳内でどのように処理されているのかー。ハンガリーの大学チームが調査したところ、人とよく似たメカニズムであることが判明したそうです。

声かけの実験で犬の賢さを再確認!

犬はおやつがもらえるなど「良いことが起こる」と感じた場合、脳内にある「報酬領域」という部位が反応します。そこで研究チームは、13頭の犬に対して4パターンの声かけをする実験を行いました。

①ほめ言葉+上機嫌な声
②普通の言葉+普通の声
③普通の言葉+上機嫌な声
④ほめ言葉+普通の声

上記4パターンのうち、犬の報酬領域に反応があったのは、①の「ほめ言葉+上機嫌な声」だけだったそうです。つまり飼い主さんの言葉と声色を、しっかり理解しているということですね。やっぱり犬は賢い♪

犬が理解しているのは、実は単語だけ?

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それでは、どんな言葉でも話せば通じるのか?と気になるところですが、必ずしもそうではありません。「オスワリ」という言葉を例にとって考えてみましょう。

・「オスワリ」と言った人が何を求めているか理解できる。
・「オスワリ」という言葉が意図する行動をすることができる。
・「オスワリ」と言われて、「オスワリ」にふさわしい行動をイメージすることができる。

犬は「オスワリ」と言われた場合、このような考え方をするとされています。しかし、「オスワリ」を使った『文章』を理解することは難しく、犬が理解しているのは、あくまで「単語レベル」とのこと。それだけでも十分すごい気がしますね!

「オスワリ」と「オカワリ」…似た言葉の区別はつくの?

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「オスワリ」と「オカワリ」、「マテ」と「オテ」など、似たような発音の言葉の違いを、犬は理解できるのでしょうか?

その答えは【できる!】です!

犬は細かい音の違いを聞き分けることができるので、練習を積めば「オスワリ」「オカエリ」など、似た発音の言葉の違いを理解することが可能なんです!

練習の方法

「オスワリ」という言葉を完全に理解してもらう場合、まずは「オスワリ」を完璧に覚えさせる必要があります。「オスワリ」をしっかり覚えたあと、「オカワリ」や「オカヤマ」など、似たような言葉で声をかけ、違う言葉でオスワリをしてしまったら犬から目を背けて背中を向けます。

「オスワリ」という言葉で座ったときだけほめてあげることを続ければ、犬は次第に「オスワリ」を正確に覚えてくれるでしょう。もちろん練習に時間はかかりますが、中には1000を超える単語を覚えている犬もいるのだとか。どれだけの言葉を覚えるかは、トレーニングとその子の性質次第。頑張っていろいろ覚えさせてみてくださいね。
犬はもしかしたら、私たちが思っているよりも賢いのかもしれませんね。いろいろな言葉を覚えてもらって、毎日のコミュニケーションをより楽しいものにしましょう♪
出典/「いぬのきもち」2017年3月号『犬の言葉の理解力』(監修:帝京科学大学教授・理学博士 藪田慎司先生 帝京科学大学教授・博士 今野晃嗣先生 しつけスクールCan!Do!Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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