飼い主さんの手から、ワンちゃんに直接フードを与える「ハンドフィード」をご存知ですか?ハンドフィードは、ワンちゃんと飼い主さんの絆を深めるだけでなく、1日あたりのフード量の管理もしやすく、しつけもしやすくなるのです。それでは、メリットやコツについて見ていきましょう!
ハンドフィードはメリットがいっぱい!
愛犬の食事を、フードボールからではなく、飼い主さんの手から直接与えることを「ハンドフィード」と呼びます。おやつは使わないのが原則。
今回ご紹介するハンドフィードは、ワンちゃんとの信頼関係をより深め、困った行動の抑制や、しつけをしやすくするためにも役立ちます。ぜひ正しいやり方を覚えて、実践してみてくださいね。まずは、ハンドフィードのメリットについて詳しくご紹介します。
ワンちゃんも飼い主さんもハッピーに!
手からフードを与える機会が増えると、ワンちゃんは「飼い主さんと一緒にいると、いいことがある」と感じるようになります。アイコンタクトを行う回数も自然と増え、お互いの幸福感をアップさせてくれます。ハンドフィードを行うことで得られる、大きなメリットのひとつですね。
1日のフード量を管理できる
ハンドフィードでは、1日分のフードの量を使用します。特に肥満や栄養の偏りが気になるときは、フードの摂取量をしっかりと管理できるので、余計に与えすぎずに済むでしょう。ポイントは、おやつを使用しないこと。食事で与えているフードのみ与えるようにしましょう。
しつけがしやすくなる
ハンドフィードをしていると、飼い主さんとのコミニュケーションがスムーズになるため、しつけもしやすくなります。さらに飼い主さんに注目する習慣がつきやすいので、吠えグセや噛みグセなどの困った行動を減らすことにつながりますよ。
ハンドフィードのコツは?
ハンドフィードを実践するときのコツは、「1日分のフード」を使用すること。飼い主さんの手を出し入れしやすいポーチに、1日分のフードを入れて携帯してください。フードを与えるタイミングは、食事のように時間をきっちり決めなくて大丈夫です。
たとえば、朝ごはん代わりの軽いトレーニング時に30~40粒程度、お散歩で上手に歩けたら褒めて50粒程度、お留守番前やハウスに入れるときにはまとめて20粒、といったように、タイミングに応じてメリハリをつけてあげると良いでしょう。
ハンドフィードの注意点!
事前にフードを見せない
ハンドフィードを行うときは、ワンちゃんにフードを見せてから与えるのは NG。飼い主さんがフードを持っているときにしか、言うことを聞かなくなってしまうことがあります。
噛まれたらフードをあげないで
ハンドフィードの最中にワンちゃんに手を噛まれたり、歯が当たってしまった際には、フードを与えないでください。「噛んだらフードをもらえる」と間違って学習してしまいます。
ガサガサ音を立てながらフードを出す
音の出やすいポリ袋などからフードを出していると、「音が出るとフードがもらえる」と学習してしまします。音を出さないと指示を聞かないようになってしまうので、要注意です。
ワンちゃんとのハンドフィードは、健康管理や絆を深めるなどのメリットがいっぱいです。今日からでも、ぜひ生活の中に取り入れみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年5月号『絆が深まるハンドフィードをやってみよう』(監修:「Can! Do! Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/riko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。