愛犬が突然走り出すことってありませんか?ほとんどの場合、走り回ってエネルギーを発散したいという理由からくるものですが、前後の行動によっては別の意味が込められている場合も。愛犬のきもちを推測することで、コミュニケーションに役立てましょう!
走り回ってエネルギーを発散したい!
犬が突然走り出す背景には、「エネルギーを発散させたい!」というきもちが込められています。ときには、走り出してから興奮度が上がってくることもあるのだそう。また、昼寝から目が覚めて「元気いっぱい!」というきもちから急に走り出したり、他の犬と追いかけっこなどをして「楽しくて止まらない!」といったケースもあります。
突然走り出す行動にはこんな意外なきもちも!
愛犬が急に走り出す行動の裏には、想定外なきもちが隠されているかもしれません。前後の行動や表情などをみて判断しましょう!
お尻に違和感が…
犬は「お尻の違和感」を振り払いたいときにも、突然走り出すことがあります。ウンチやシャンプー後などに走り出すのは、「ウンチが残っている感じがする」「お尻のあたりが濡れている」など、お尻に何かしらの違和感があって、走って逃げたいと思っているのかも。また、ドライヤーで乾かしている最中などに走るのは、単に苦手なものから逃げようとしている可能性もあります。
トイレに行きたい!
散歩に出てすぐのタイミングや、散歩中にトイレに行きたくなったときなどには、落ち着いて排泄できるポイントにダッシュで向かうことがあります。これは、「安心してしゃがめる場所へ行きたい」「早く排泄したい!」というきもちの表れ。人の場合でも、トイレに駆け込んで座った瞬間にホッとすることがありますよね。また、犬がウンチをする前に突然走り出すのは、便意を感じて興奮が高まっているからかもしれません。
本能的な欲求のことも
犬がおもちゃなどをくわえながら走り回っているときは、「やった、狩ったぞ!」「これを壊してとどめを刺してしまおう!」といった興奮したきもちで満たされているのだと考えられます。これは、狩りをしていた野生時代の本能で、「獲物を狩る」という欲求を遊びの中に置き換えて満足しようとしているのでしょう。
意外なきもちが込められたしぐさは他にも!
同じしぐさでも、そのときの状況によって意味合いはさまざま。時には飼い主さんが考えているきもちと異なる場合もあります。たとえば、しっぽを振っているしぐさは、嬉しいときだけとは限りません。
ほかの犬に対してしっぽを高々にあげて、ゆっくり振っているときは「ケンカするつもりはないよ」というアピールですが、急にしっぽを立てて小刻みに振っている場合は、「ケンカするならやるぞ!」というきもちが隠されています。このように同じようなしぐさでも、全く別のきもちを表していることもあるのです。
愛犬の本当のきもちを読み取るには、前後の行動やその時の状況をみることが大切。適切なコミュニケーションを取ることができれば、愛犬との仲も、より深まることでしょう。
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『よくある愛犬のしぐさじつは意外なきもちだった!』(監修:「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。