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あてはまったら要注意!熱中症になりやすい犬ベスト6

夏はわんちゃんにとって危険な季節です!

日本の夏といえば、じっとしているだけでも汗ばむほど湿度が高いのが特徴です。地球温暖化の影響もあって、近年では平均気温もどんどん上昇中!苦手に思う人も多い季節ですが、全身を毛に覆われている犬にとっては、命の危険もある危険な時季。とくに気を付けたいのが熱中症です。

熱中症って?

気温と湿度が高い状況にいると体温が急上昇。体温が高い状態が続くと体の組織が破壊されて、臓器が機能しにくくなります。これを「熱中症」と呼びます。人では汗をかくことで体温を調節することができますが、犬の体は汗をかきにくい作りになっているため、人よりも熱中症になりやすい傾向が。人ではさほど暑さを感じていなくても、犬にとっては暑すぎることもあるので、ちょっとした油断が命とりに!

熱中症になりやすい犬って?

どんな犬でも熱中症になる可能性がありますが、犬種や生活環境によって、とくに気をつけてほしい犬もいます。

①大型犬

大型犬
ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬は、肺が大きく、空気を吸う量も多い犬種。気温が高いと、熱い空気を肺に吸い込むことで体温が上がりやすくなります。また、体が大きいぶん運動量も多いので、走り回ったりすると体温が一気に上昇し、熱中症になることがあります。

②短頭種の犬

パグやシー・ズー、フレンチ・ブルドッグなどの鼻(マズル)が短い短頭種(たんとうしゅ)は、吸い込んだ空気が通る道(気道)が短いため、もともと呼吸がしにくいところのある犬種。暑くなると呼吸する回数も増えるので、呼吸のしにくさが悪化し、体温調整ができなくなって熱中症に。

③寒い地域出身の犬

サモエドやシベリアン・ハスキーなど、寒い地域で生まれた犬は、生まれつき暑さに弱い犬種。寒い環境のなかでも生きられるように、生えている毛の密度が高いので、一度毛の中に熱がこもると外に逃がしにくく、体温がどんどん上昇して熱中症に。

④家の中で暮らしている犬

昔は家の外で犬を飼っているご家庭がほとんどでしたが、最近では家の中で一緒に生活する「室内飼い」の犬が多くなってきています。一年中快適な環境のなかで生活していると、暑さに弱くなる傾向が。涼しい室内から、暑い室外へ急に出ると、体温も急上昇し、熱中症にかかってしまうこともあります。

⑤年をとった犬

犬も年をとると、老化によって体内の血液や体液の循環機能が低下。体温調節も上手にできなくなってくることも。動くこと自体が少なくなると、日当たりのいい場所に長い時間いるなどで熱中症になるケースもあります。

⑥太った犬

太りぎみの犬や肥満の犬は皮下脂肪が多く、体にたまった熱を発散しにくくなる傾向があります。また、首まわりに脂肪がつくと、気管が圧迫されて呼吸がしづらくなり、体温調節も難しくなるので、熱中症の危険度も高いです。

当てはまるわんちゃんはとくに気をつけて!

ご紹介した6つの特徴に当てはまるわんちゃんは、とくに熱中症になりやすい犬たちです。自分が飼っている犬や、身近にいる犬が当てはまる場合は要注意!熱中症にならないよう、細心の注意を払ってくださいね。

参考/「いぬのきもち」2015年7月号『愛犬と元気に夏をのりきろう!』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/影山エマ
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