犬と暮らす
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犬が床やケージ、ベッドなどをガリガリ掘る・ひっかく理由は?対処法を解説
このような犬の『掘る』『ひっかく』行動がはじまったとき、どのように対応すればよいのでしょうか。
「犬が床やケージなどをガリガリ掘る・ひっかく理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬が床やケージなどをガリガリ『掘る』『ひっかく』理由
山口先生:
「犬はもともと穴を掘って寝床を作ったり、物を隠すために掘る行動をしますが、その延長で遊びとして行っているのでしょう。
また、遊び不足、運動不足によってエネルギー発散が足りずに行うこともあるでしょう」
犬がガリガリしやすいのはどんなとき?
山口先生:
「犬はまずニオイを嗅いで確認をしてから掘り始めます。興味を持って、確認してから始めるのでしょう」
犬がガリガリ掘るときの注意点
山口先生:
「愛犬にガリガリされて困るものであれば、やり始める前に隠したり、手の届かないところに移動したほうがよいです。一度楽しんでしまうと再びしようとします。もし掘る遊びをさせるなら、安全にできるかを確認してください。爪が伸びてしまっていると爪が折れて出血する恐れがあります」
愛犬にガリガリ掘ってほしくないときの対処法
山口先生:
「基本的な対策は、
- してほしくないことができない環境を作ること
- 別のことでエネルギー発散をさせること
の2点です。
犬はガリガリしたい気持ちを抑えることはできませんから、手の届くところにあればやめさせることはできませんし、エネルギーを減らさない限りは、別のことで発散しようとします。
具体的な対策として、犬の届かないところに置く、その部屋を使わない、家具やマットを置いてガードするなどが挙げられます。
また、これらの行動には犬のエネルギーの発散不足が関わっています。遊びや散歩の時間を増やすなど、愛犬に発散の機会を与えてください。たとえば段ボールの破壊遊びは安価かつ室内で実施可能な、犬が割と好む遊びです」
愛犬のガリガリと掘る・ひっかく行動でお悩みの方は参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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