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よく動く関節が健康のカギ 愛犬の関節を守るための3つの心がけ

速く走ったり、高くジャンプしたり……犬の動きには「関節」が大きく関わっています。犬の健康寿命を伸ばすには、よく動く関節を保つことが大切。今回は愛犬の関節を守るために飼い主さんができる対策について、獣医師の森淳和先生に教えていただきました。

犬の関節の役割とは

フリスビーをくわえる柴のプリンちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
関節は、骨と骨のつなぎ目の構造部のこと。体を支える骨や、体を動かす動力となる筋肉とともにスムーズな動きを生み出します。さらに、体が受ける衝撃を吸収するクッションのような働きもするなど、走る・ジャンプするといった犬らしい動きに欠かせないパーツなのです。

つまり、犬の健康寿命を伸ばすには、“よく動く”関節を保つことが重要。成長期に発育不全があらわれることもあれば、シニア期に関節炎を発症・悪化することもあります。年齢や犬種を問わず、関節を意識した生活を心がけましょう。

関節を守る対策:適度な運動

ドッグランでご機嫌の快くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬も運動不足になると筋力が低下し、さらに関節が動きにくくなるという悪循環に陥ります。日頃から散歩や運動などで積極的に体を動かすことが大切です。

運動の前後にはウォーミングアップとクールダウンを
ドッグランなどで思いっきり遊ばせる前に、周辺を散歩したり小走りをしたりして、関節や筋肉のこわばりをほぐしましょう。さらに運動後も、ゆっくり歩く時間を設けるとベストです。

関節を守る対策:関節に負担をかける習慣の見直し

お気に入りのベンチに立つハービーくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ジャンプして段差を越えたり、全力疾走したりすることは、犬であれば当たり前の動きです。問題は、関節・骨・筋肉のコントロール能力を超えた体勢や動き方をしてしまうこと。無理をさせることにつながる習慣・環境は見直しましょう。

わきを支える抱っこはNG
犬の体を縦向きにして抱き上げる姿勢は、肩の関節を傷めることがあります。犬を抱くときは体が水平になるよう心がけましょう。

滑りやすい床で走る・ジャンプするのはNG
フローリングなどの固くツルツルした床では犬の爪が立たず、滑って足腰に大きな負担がかかります。敷物を敷くなど、滑り止めは必須です。

関節を守る対策:たんぱく質を中心とした食事

朝ごはんを食べるMダックスのリンちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
健康な関節・筋肉・骨をつくるために欠かせないのが良質なたんぱく質。犬種や年齢、活動量によってたんぱく質の必要量は異なるので、一度獣医師に相談してみましょう。関節に作用するサプリメントもありますが、あくまで補助的なものと考えてください。
しなやかに動く関節をキープするには、日々の心がけが大切です。愛犬の関節を守る対策をチェックしてみてくださいね。
お話を伺った先生/森淳和先生(獣医師 動物病院ONE for Animals代表)
参考/「いぬのきもち」2022年10月号『骨と骨、健康な日々をつなぐから関節は大切!』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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