犬と暮らす
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「監視」するかのように飼い主を見つめる犬、一体なぜ? 行動からわかる心理を解説
振り向いてみると、愛犬・フィラちゃん(撮影時1才3カ月/柴犬)が「むふふ… 」とでも言っているような表情で、飼い主さんのことをじっと見つめてきたのだそうです。
飼い主さんのことを見守っているのか、それとも監視しているのか——愛らしいフィラちゃんの姿に、ほっこり癒されますね!
ゴミ箱のバリケードから監視されがち?
その様子がおもしろくて、思わず動画を撮影したと話します。
「私が右に動けばフィラの目線も顔も動き、私が左に動いたときも同様にすごい見てきたので、『まっすぐで可愛いなぁ』と思いました。
普段だと『こっちにおいでよ』『なにしてるの? あそぼうよ』という感じかと思いますが、あの日はにやけた表情が『ちゃんとやってるかい(ニヤリ)?』と言っているように見えて、監視されているような気持ちになりましたね(笑)」
もともとは、先住犬・りまちゃんがしていた行動
「食いしん坊なりまは、『キッチン前にいればなにかもらえる』と思っているのか、ゴミ箱のバリケードのところでよく待っていたのですが、気づいたらフィラがりまのまねをし始めたんです」
【獣医師解説】飼い主さんの行動を監視するような犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「犬が『飼い主さんの行動を監視する、見つめる』というのは、飼い主さんをよく観察することで、飼い主さんの行動やパターンを理解し、自身の次の行動を決めていると思われます。
今回のフィラちゃんは、大好きな飼い主さんの行動が気になり、よく観察していたのでしょう。また、監視することで『かまってもらえるタイミング』を見計らっていた可能性も考えられます。
このような行動をする犬は、飼い主さんと一緒に行動したいコに多いでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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