1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 暑さ対策・熱中症
  5. 暑い時季に役立つ!食事・飲み水・お手入れで実践できる「犬の涼活」とは

犬と暮らす

UP DATE

暑い時季に役立つ!食事・飲み水・お手入れで実践できる「犬の涼活」とは

犬の“涼活”とは、健康を害さない程度に涼しくて快適に感じさせること。暑いからといって、やみくもに涼しくしたり冷やしたりすると、犬はかえって体調を崩してしまうことがあるので注意が必要です。

そこで今回は、食事・飲み水&お手入れでできる犬の涼活を、獣医師の丸田香緒里先生、トリマーの二村陽子先生に教えていただきました。

食事でできる「犬の涼活」とは

チワワの vivi ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
暑い時季は、犬の腸の働きが弱まりやすいので、ゴハンや水の与え方を工夫しましょう。栄養だけではなく水分もしっかり取ることで、体内の熱を払いやすくなります。

食欲がないときはウエットフードを取り入れて

暑さで食欲が落ち気味なら、ドライフードより消化のよいウエットフードを与えるのも一案です。同時に水分も摂取できるので、体の中から涼ませることに役立ちます。フードを一気にたくさん与えると腸に負担をかけることがあるので、一食分を数回に分けて与えても。

夏野菜を与えて体内の熱を出す

体の熱を払うのに役立つとされる、夏の野菜や果物。トマトやきゅうり、すいかなどを、おやつやフードのトッピングにして、適量与えてもよいですね。その際、愛犬の様子を見ながら、少しずつ与えるようにしてください。

太ると涼活の妨げに!おやつ量はセーブしよう

トイ・プードルのごまめくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
なお、暑い季節は散歩による運動量が減っているのにもかかわらず、涼しい部屋でいつもどおりおやつやゴハンを食べて、太ってしまう犬も少なくありません。

太ると体内の熱が放出されにくくなるので、涼活の妨げになることも。暑い時季はおやつを減らし気味にするとよいでしょう。

飲み水でできる「犬の涼活」とは

ウニくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が見ている前で飲み水を取り替えたり、氷を浮かべたりすると、犬が気にして水を飲みやすくなります。また、飲み水を複数箇所に置くことも、飲みやすくするために大切。

ちなみに、氷が好きな犬なら水の代わりに氷を与えてもよいですが、2~3個にとどめましょう。与えすぎはおなかをこわす原因になります。

お手入れでできる「犬の涼活」とは

るるちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シャンプーなどのお手入れにひと工夫加えることで、犬はとても涼しく過ごせるようになります。

ミント配合の清涼感あるシャンプーで洗う

夏場のシャンプーは、ペパーミント成分を配合した犬用シャンプー剤を使うと、いつもより清涼感がアップします。ただし、子犬やてんかんを患っている犬、妊娠している犬は健康を害する可能性があるので、念のため使用は避けましょう。

シャンプー時の湯温は36℃以下

シャワーの湯温は、人が使うときよりも低くしましょう。36℃が目安ですが、皮膚トラブルがある犬は様子を見て、34~35℃くらいにしても。また、浴室の温度や湿度が高いと涼活の効果も半減してしまうので、窓を開けて換気する、午前中に行うなど、涼しい環境で行うことも忘れずに。

シャンプー後のドライでわきや首に冷風を当てる

ドライ中は体温が上がりがちです。温度調節ができるドライヤーなら、低温風で乾かしつつ、肌と肌がくっついているわきや内また、毛が密に生えている首まわりに冷風を当てて、こもった熱を払いましょう。ドライが終わったら、仕上げにブラシや指で毛を逆なでながら、全身に冷風を当ててクールダウンを。
人と犬は暑さの感じ方が違うので、愛犬にあった涼ませ方をすることが大切です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生/丸田香緒里先生(「アニマルライフパートナー」院長 獣医師 獣医中医師 ペット栄養管理士 往診獣医師協会代表理事)、二村陽子先生(トリマー トリミングサロン「HONDEHOK」運営)
参考/「いぬのきもち」2025年8月号『犬にちょうどいい涼しさで夏バテ予防! “涼活”のススメ』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る