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犬のしゃっくりはなぜ起こる? しゃっくりの原因と対処法とは

犬がしゃっくりをしているとき、止めることはできるの? 「犬がしゃっくりをする原因と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。

犬がしゃっくりをする原因

犬のしゃっくりはなぜ起こる? しゃっくりの原因と対処法とは いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のしゃっくりは横隔膜がけいれんすることで引き起こされる生理現象のひとつです。

犬の横隔膜にけいれんが起こる原因は医学的に特定されていませんが、横隔神経・迷走神経・呼吸中枢への刺激からしゃっくりが起こるといわれています。

では、どのような刺激が犬のしゃっくりの原因になりやすいのかをみていきましょう。

①胃が広がった

  • 鼻呼吸が苦手な短頭種の犬や早食いをする犬が、食事や口呼吸で空気を多く飲み込んだ

  • 食後に運動をしたり胃の働きが悪いことで、胃の中の食べ物からガスが発生した

など、犬の胃が広がることが刺激となってしゃっくりが出ることがあります。

②食事が合っていない

フードを切り替えてからしゃっくりが出る場合は食事の内容がその犬に合っていない可能性があります。

③胃に入った食べ物や飲み物が刺激となった

冷たいものや熱いものが急に犬の胃に入ることが刺激となってしゃっくりが出ることがあります。

犬がしゃっくりを繰り返す場合は病気の可能性も

犬のしゃっくりはなぜ起こる? しゃっくりの原因と対処法とは いぬのきもち
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犬のしゃっくりは病的なケースが少ないといわれていますが、しゃっくりを頻繁に繰り返したりなかなか止まらない場合は「心膜炎」「胸膜炎」といった心臓や呼吸器の病気や「てんかん」「脳梗塞」などの脳神経の病気である可能性もあります。

なお、犬のお腹の上部がパンパンに張って苦しがったりしゃっくりをする場合は、胃が極端に張る「胃拡張」や胃がねじれる「胃捻転」を起こしている可能性があります。犬の胃拡張と胃捻転は命に関わることもあるので早急に獣医師の診察を受けましょう。

犬がしゃっくりをしているときの対処法

犬のしゃっくりはなぜ起こる? しゃっくりの原因と対処法とは いぬのきもち
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犬のしゃっくりを止めるには横隔膜のけいれんを静めてあげる必要があります。このとき、飼い主さんが慌てると犬もパニックになってしまうので「大丈夫だよ」と優しく声をかけながら抱っこをしたり、体をなでて犬を落ち着かせてあげるとしゃっくりが短時間で止まることが多いです。

犬の早食いが原因でしゃっくりが出ている場合は、1回の食事の量を減らして回数を多くしたり、知育トイや早食い防止食器などを使ってごはんを与えるなど食事の与え方を変えてゆっくりと食事ができるようにするとよいでしょう。

愛犬の様子がいつもと違うと感じたり、気になる様子がみられる場合は獣医師に相談しましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】愛犬がしゃっくりをする!原因&病気の可能性~しゃっくりの止め方』
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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