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犬は氷河期から人と仲がよかった? 最新科学でわかる犬のすごい愛情

愛犬にとって最も身近な存在の飼い主さん。そんな飼い主さんのことをどれだけ愛しているのかは、科学的に読み解くこともできるのです。長最新科学の研究をもとに獣医師の増田宏司先生が解説します。

犬が人を愛するために進化する理由

チワワのまるちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は人と仲よくなるために、長い歴史のなかで人を理解する努力を重ねてきました。最近の研究では、飼い主さんの対人関係までも犬が理解できることがわかっています。
犬が手を抜かずに人を愛してくれるのは、「人のそばにいることを楽しくて幸せなこと」と思ってくれているからなのでしょう。

人と犬は氷河期から仲よしだった!?

ミニチュア・ダックスフンドのロビンくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
2021年に発表された論文のなかで、人と犬の関係は氷河期から始まっているという説が挙げられました。人の食べきれない肉をオオカミに食べさせていたことでオオカミが家畜化し、犬へと変化していったのではないかと考えられています。

人好きになるために遺伝子も変化!?

散歩をする柴の麦ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の遺伝子研究では、オオカミから犬に分化する過程で、2つの遺伝子に異変が生じたことがわかっています。
この変化が犬を人好きにさせる要因のひとつになっていると考えられていて、人と犬がどのように親友となったのかの研究が進められています。

「人とのふれあい」を食べ物以上に魅力的に思う犬も多い

Mixの萌花ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ヴァージニア工科大学が行った実験の結果から、犬に「人とのふれあい」と「食べ物」のどちらかを選ばせると、「人とのふれあい」を優先する犬が少なくないことがわかりました。さらなる検証が必要ですが、犬は人との触れ合いに魅力を感じているということなのでしょう。
科学的に見ても犬が人を愛していることが分かりました。愛犬は飼い主さんが思う以上に、飼い主さんのことが大好きなのかもしれません。
お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 博士(獣医学) 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2024年6月号『飼い主さんは想像以上に愛されています! 愛犬からの大好きアクションを読み解こう』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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