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「1つのクレートに一緒に入る」2頭のポメラニアン “ぎゅうぎゅう”にくっつく姿からわかる心理は?

飼い主さんが「落ち着いて」と思ってしまったワケに、ほっこり!
同じクレートに入るぽぽちちゃん、ぱぴちちゃん
(写真左から)ぽぽちちゃん、ぱぴちちゃん
@poko_popochi
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@poko_popochiさんが「ちゃんと一部屋ずつありますから、落ち着いてハウスしようね」と投稿していた、こちらの写真。

クレートが2つ並んでいるのに、なぜか1つのクレートの中でぎゅうぎゅうになっている愛犬・ぽぽちちゃん(撮影時7才/ポメラニアン)、ぱぴちちゃん(撮影時1才/ポメラニアン)の姿が写っています。

思わずフフッと笑ってしまう光景ですが、どうしてこのような状況になったのでしょうか。撮影当時の状況を飼い主さんに聞くと、「ゴールデンウィークの連休初日の早朝に、お出かけの準備をしていたときの出来事だった」といいます。
飼い主さん:
「2頭ともお出かけすることに気づいて、ついて行きたくてソワソワしていました。そんななかでクレートが出てきたので、2頭とも『置いて行かれまい!』と言わんばかりに大慌てでクレートに飛び込んでいき、このような状況に(笑)

2頭ともクレートが大好きで、同じクレートに一緒に入ってしまうことは過去にも何度かありましたが、このときはぎゅうぎゅうにもかかわらず出ようとしなくて、可愛くて笑ってしまいました」
2頭の愛らしい姿を見て、Xユーザーから「仲良し」「離れたくないんだね」というコメントもあったそうですが、そのことについて飼い主さんは「じつは2頭の仲はまだ発展途上です(笑)」と話しています。
飼い主さん:
「実際、ぽぽちとぱぴちはこんなふうに身を寄せ合って過ごすことは、ほとんどないんです。ぱぴちはもっとぽぽちと遊びたそうですが、ぽぽちはどんなふうに遊んだらいいのかわからないみたいで……。普段は、それぞれが自由気ままに過ごしています。

それでも、ぱぴちをお迎えした当初は、ぱぴちが近づくとぽぽちは唸って怒っていたほどでした。なので、当時を思うと、こんなにくっついてもへっちゃらなので随分仲良くなったと思います」

ほかにも、日常ではこんなやりとりが!

クレートに入るぽぽちちゃん、ぱぴちちゃん
「帰りはバッチリ」
@poko_popochi
飼い主さんによると、ぽぽちちゃんとぱぴちちゃんはタイプが違うそうで、普段からその性格が行動に表れているといいます。

たとえば、妹犬のぱぴちちゃんは自分のクレートやベッドがわかっており、「基本的には自分のものを使いたい」といった様子なのだそう。

一方、姉犬のぽぽちちゃんは「全部自分のもの」と思っている様子で、ぱぴちちゃんのベッドでもお構いなしに占領していることもしばしばあるのだとか。そんなときにぱぴちちゃんは、仕方なくぽぽちちゃんのベッドを使っているのだそうです。

【獣医師解説】同居犬と1つのクレートに入りたがる犬の心理

同じクレートに入るぽぽちちゃん、ぱぴちちゃん
ぎゅうぎゅう!
@poko_popochi
ぽぽちちゃんとぱぴちちゃんは、クレートが2つ並んでいるのに、なぜか1つのクレートの中でぎゅうぎゅうになっていました。この光景からは、どのようなことがわかるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
岡本先生:
「犬は、犬同士でくっつくことで暖を取ったり安心感を得ています。同居犬とくっつきたがったり一緒に行動したがる犬は、甘えん坊なコに多く、犬同士の仲が良い場合によく見られると思います。

また、今回はお出かけの準備をしていたときに見られた光景とのことでしたね。『置いていかれまい』という焦る気持ちと、お出かけへの興奮と期待から、思わず同じクレートに入ってしまったのではないでしょうか」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/@poko_popochiさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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