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あ、危ない!愛犬の命を守るために知っておきたい「とっさの対応」

3つの場面で覚えたい。STOPしつけのコツ

愛犬とのお散歩や楽しいお出かけ。そんなときに「リードを離してしまった」「人に飛びつきそう」……といった緊急事態が起こったことはありませんか。そんなとき、飼い主さんが取るべきベストな行動って?  “とっさのキケン”には、STOPしつけが効くのです。

<CASE1>うっかりリードを離してしまったら…

例えば公園でのお散歩中にリードを離してしまい愛犬が走ってしまったら…。
そんなときは名前を呼んで飼い主さんに注目させて!
あまり遠くまで走っていってしまう前に愛犬の名前を呼びます。
飼い主さんに注目させて動きをSTOP!!
このときに、おやつを見せながら数歩下がってみましょう。愛犬に近づくのではなく、まずは離れるのがコツ。
犬の狩猟本能は、動くものを追おうとします。動く飼い主さんを見て、その本能が刺激される上に、大好きなおやつもあるので飼い主さんを追いかけるように戻ってくるのです。
愛犬が飼い主さんの足元まで戻ってきたら、おやつを与えながらもう片方の手で首輪を持ちましょう。
そのあとリードをたぐりよせます。

<CASE2>テーブルから落ちた食べ物を拾い食いしようとしたら…

ドッグカフェなど犬連れでも入れるカフェでの休息中、テーブルから落としてしまった食べ物に気づいた愛犬が拾い食いをしそう。
そんなときに効く、魔法のフレーズあるんです。
愛犬が拾い食いしそうな構えを見せたら、すかさず「あ!」と声を出す!
愛犬を食べ物から気をそらせ、拾い食いをやめさせましょう。
「あ!」で拾い食いをストップさせたら、おやつを与えます。
愛犬がおやつに集中している間に、床に落ちた食べ物を回収します。飼い主さんと愛犬が、床に落ちた食べ物を取り合うことになる前に、すぐにおやつを出してあげるのがポイント。

<CASE2 番外編>こんな止めさせ方はダメ

叱っても意味はなし
「拾い食いをしてはいけません!」などと愛犬を叱っても、犬には通じません。飼い主さんの怒声を不快に感じて、飼い主さんとの関係性が悪化してしまうことも…。
追いかけるのもNG
犬は追いかけられると、かえって逃げようとします。犬の逃げる行動を止めるには、犬に飼い主さんを「追わせる」ようにするのが正解です。

ふだんの遊びでも、必ず犬は「追う役」で飼い主さんは「追われる役」になるようにしましょう。

<CASE3>散歩中に愛犬が飛びつこうとしたら…

愛犬が人好きでフレンドリーだったら、お散歩中に人に飛びつこうとすることが。
ほかの人に突進しそうなしぐさを見せたら、飼い主さんはどうすればいい?
ほかの人に突進しそうなしぐさを見せたら、飼い主さんはすぐに歩くのをやめて。
おへその位置でリードを両手でしっかり持つ「へそ止まり」のポーズをします。
「へそ止まり」の仕方
リードのAの部分を右手で握り、左手のうえに持っていきます。
両手はおへその位置で動かないようにします。
このとき、上体を起こしてわきをしっかりと締めると安定します。
へそ止まりで愛犬が飼い主さんに注目したら、おやつで誘導をしながら数歩下がって愛犬を落ち着かせましょう。
落ち着いた愛犬がアイコンタクトをするようになったら、おやつを与えて歩き始めます。

愛犬が興奮していると相手に飛びついて転倒させてしまうおそれも。
相手が犬好きの場合は、愛犬を落ち着かせてからふれあってもらうようにしましょう。

とっさのハプニングは、STOPしつけで解決!

お出かけやお散歩のハプニングは、まず愛犬の行動を止めること。
緊急事態に対応できるよう、ごほうびのおやつを活用して、ふだんからコミュニケーションをしていきたいですね。

参考/「いぬのきもち」2018年7月号『「とっさのキケン」にSTOP!しつけ』(監修:家庭犬しつけインストラクター 井原 亮先生)
イラスト/やのひろこ
文/\(m.h)/
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