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お部屋の意外な熱中症危険スポットはココ!夏の愛犬の留守番の注意

全身を毛でおおわれている犬にとって、夏の暑さは大敵です。とくに留守番中は、飼い主さんがこまめに空調管理できないため、熱中症などのリスクが高まることも。今回は、愛犬の熱中症を予防する、留守番中の暑さ対策を5つご紹介します。

① カーテンを閉めて、窓の外側からも日を遮る

バーニーズ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
夏の日差しは、たとえ早朝や夕方であっても、室内に差し込めば室温上昇の原因に。とくに、アルミブラインドや遮熱機能のない濃い色のカーテンだと、日差しを遮ることはできても、熱をため込んでしまう場合があるので注意が必要です。愛犬が留守番時に過ごす部屋は、遮熱カーテンを使用し、しっかりと閉めて室温上昇を防ぎましょう。

また、窓の外側からも日を遮れば、より室温の上昇を抑えられます。窓際によしずを立てかけたり、つる性の植物を植えて「グリーンカーテン」を作ったりするのがおすすめです。

② エアコンは26℃が目安、吹き出し口は水平に

マルチーズ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
エアコンは、冷房モードで室温26℃前後、湿度は50~60%を目安に設定してください。また、エアコンからの冷風が床と平行に吹き出るように設定すると、室内の空気が循環し、部屋全体がまんべんなく冷えて湿気もたまりにくくなります。

ただし、室温・湿度は部屋の上部と、犬のいる床付近とでは異なるため、犬の高さに合わせて計測することが大切です。このとき便利なのが、最高値・最低値を記録できる温湿度計。その日の最高室温や湿度を記録しておけば、エアコンの設定温度やタイマー設定、除湿機の設定時などに役立ちますよ。

③ 飲み水を複数用意し、犬用ひんやりグッズも準備

ミックス犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
留守番中に愛犬が水を飲み干したり、こぼしたりした場合を考え、飲み水は複数用意しましょう。また、水はそれぞれ日の当たらない場所へ置くのがポイントです。ほかにも、愛犬が自由に涼をとれるように、クールマットなどの市販のひんやりグッズや、凍らせたペットボトルを置いておくとよいでしょう。

④ 留守番中は涼しい場所へ自由に行き来できるようにする

ゴールデン・レトリーバー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬のハウスは、エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。クレートなど狭いハウスの中に入れて留守番させるのは、たとえエアコンが効いている室内であっても、内部が蒸し暑くなってしまうおそれも。夏の留守番はサークルにするか、フリーにしておくのがおすすめです。

また、エアコンが効きすぎた場合や停電などの万が一の事態に備えて、風通しのよい涼しい場所へ行き来できるようにしておくと安心です。部屋のドアはストッパーなどを使って、犬1頭が通れるだけ開けておくとよいでしょう。

⑤ お風呂場などの換気扇をつけて室内の蒸気を外へ逃がす

トイプー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
お風呂場やトイレの換気扇をつけておくと、リビングの上部にたまりやすい熱い空気が流れるため、それだけでも室温・湿度の上昇を予防できます。また、熱気が抜けるのでエアコンの温度を下げずに済むというメリットもあるといわれています。
今回は、熱中症予防に役立つ、留守番中の暑さ対策を5つご紹介しました。熱中症は最悪の場合死に至る怖い病気ですので、飼い主さんがしっかりと留守番環境を整え、予防してあげることが大切ですよ。
参考/「いぬのきもち」2017年7月号『サーモグラフィーで見て納得!危険スポット別 熱中症リスク対策』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生、一級建築士 トリミングサロンHONDEHOK運営 トリマー 二村陽子先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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