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夏の●●音に愛犬はストレスを感じているんです!

夏ならではのあの音、わんちゃんがストレスを感じるのはなぜ?

みなさんは、“ストレスを感じる音”といえばどんな音を想像するでしょうか?
黒板をひっかく音? ガラスが割れる音? 車のクラクション?
同じように、わんちゃんにも“ストレスに感じる音”がありますが、その多くが夏ならではの音。
わんちゃんが安心して生活できるように、知っておきたい“ストレスになる音”を3つ紹介します!

「夏祭り」は知らない音だらけでストレスに

もともとわんちゃんは警戒心が強いため、知らない音を聞くとストレスを感じることがあります。
夏祭りでは、和太鼓や盆踊り、屋台の発電機の音といった、わんちゃんが聞きなれない音がたくさん聞こえてきます。
さまざまな聞きなれない音が合わさって、ストレスに感じてしまうわんちゃんもいるでしょう。

「花火」は爆発音がストレスに

打ち上げ花火の音と迫力は、わんちゃんにとっては鼓膜を圧迫されていると感じてしまい、強いストレスになってしまうことがあります。
また、遠くで鳴っている花火は平気でも近くで鳴っている花火は怖いと感じるなど、音の鳴る距離によってストレスを感じるかどうかはわんちゃんによってさまざま。

低音がとどろく「雷」は恐怖を感じる

雷が鳴ったときの地面が揺れるような低音と振動が、わんちゃんにとっては強いストレスになり、恐怖心を感じさせます。
一度「雷の音が怖い」と覚えてしまうと、雷が鳴る前の気圧や湿度の変化で過去の恐怖心が思い出されることも。
特に苦手なわんちゃんが多い音で、いつ鳴るかわからないこともやっかいな理由のひとつ。

苦手な音は慣らしてストレスを軽減してあげましょう

夏祭り、花火、雷の音をわんちゃんが聞いたときに、もし吠えたり震えたり、しっぽが下がっていたときは怖がってストレスを感じている可能性大です。
苦手な音は、慣らして少しでもストレスを軽減してあげるとよいでしょう。

慣らすには、“苦手な音を聞かせても何も起こらない”ということをわんちゃんに理解させるようにするのがベター。
スマートフォンやラジカセなどで、雷や花火の音を聞かせながら、おやつを入れたゴム製おもちゃなどを与えます。
音量の大小をコントロールしたり、苦手な音に楽しい音楽を重ねたりしてカモフラージュして慣れさせていくのも効果的です。
また、3つのポイントを意識することでより音に慣れさせやすくなります。

1.根気強く少しずつ慣れさせること。
2.飼い主さんがわんちゃんの苦手な音に過剰に反応しないこと。
3.無理やり慣れさせないこと。

苦手な音に慣れさせれば、わんちゃんは安心して生活できるように

わんちゃんがストレスを感じて怯えていたり、吠えていたりすると、飼い主さんまで不安になってしまいますよね。
どの音もすぐに慣らすことは難しいですが、わんちゃんのストレスが減らせれば、わんちゃんも飼い主さんも安心して生活することができます。

ちなみに、わんちゃんが花火や夏祭りに強いストレスを感じているなら、「会場に連れていかない」というのも選択肢の1つです。
来年に向けて、少しずつ慣れさせることにチャレンジしてみましょう。
いかがでしたか?
わんちゃんのためにも、夏の“ストレスを感じる音”に慣れさせてあげたいですね☆


参考/「いぬのきもち」2016年8月号『夏の苦手へっちゃら大作戦!』(監修:西川文二先生)
イラスト/山村真代
文/UTAにゃん
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