まだまだ暑さが厳しい季節。愛犬の飲み水についてあれこれ考える飼い主さんも少なくないはず。そこで今回は、犬の1日の水分摂取量の目安やタイミング、取り換え頻度など、水の与え方についてご紹介します。犬にとって水分補給は、健康維持のために欠かせません。さっそくチェックしていきましょう!
犬に必要な1日の水分量の目安とは?
1日に飲ませる水分量の目安は、犬の体重×50mlで計算するとわかります。ただし、与えているフードのタイプによっても若干異なるので注意しましょう。ウエットタイプや水分の多い手作り食が主食の犬なら、これより少なめでもOKです。
また、季節によっても必要な水分量の目安は変わります。夏の場合は、熱を体の外に出すために、水分が普段より多く消費されてしまうので、どの犬種でも目安量より多めに飲ませてあげましょう。
いずれの場合も、目安の水分量の20%前後の差なら、大きな問題はありませんよ。
水を飲ませるタイミングって?
基本的には、愛犬が飲みたいときに自由に飲めるようにしておきましょう。とくに飲ませたいタイミングとしては、寝ている間に減った水分量を補うための「寝起き」や、歯についた食べかすを流す効果が期待できる「食後」。そして、パンティング(呼吸)で失われた水分を補うための「運動後」などです。
また、飲み水に氷を入れると喜ぶ犬もいますが、冷たすぎる水をたくさん与えてしまうと、お腹を壊してしまうこともあります。普段は常温の水を与えるようにしましょう。
水はどこに置けばいい?
愛犬用の水は、ひとつはハウスの中に置き、もうひとつは、飼い主さんがよくいる所に置いておきましょう。犬は飼い主さんがいる場所によく来るので、そこに置いておくことで、いつでも水が飲めるようになります。また、飼い主さんの目が行き届きやすく、水の減りや汚れに気付きやすいというメリットも。
ただし、日の当たる場所など、水が傷みやすいところに置くのは避けましょう。
水を取りかえる頻度やおすすめの容器とは?
暑い時期は室内でも水の傷みが気になるので、1日2回は取り替えるようにしてください。朝夕のご飯の前や、お散歩から帰ってきて水を飲ませる前などに取り替えるのがよいでしょう。
水を入れる容器はプラスチック製だと、まれにアレルギー反応が出る犬もいます。給水器も便利なのですが、先端部分を清潔に保たないと、水が出にくくなることも。そのため、愛犬の口の大きさにあった陶器製かステンレス製のボウルがおすすめです。
水を取り替えるのと同時に容器を洗うようにしましょう。
夏場は、人と同じように犬も水分不足になりがちです。清潔な水をいつでも自由に飲めるようにしっかりと管理し、熱中症や暑さ対策を徹底しましょう!
参考/「いぬのきもち」2018年8月号『毎日どのくらい飲めばいい?カラダに入った水の行方は?愛犬の飲み水のコト』(監修:Animal Life Partner代表 獣医師 ペット栄養士 丸田香緒里先生)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。