愛犬は飼い主さんのことを愛していればいるほど、そばにいたいと思ったり、じっと見つめていたいと思ったりするもの。愛犬との関係に不安を感じている方も、コミュニケーションの取り方の工夫でもっとよい関係を築けるかもしれません。今回は、愛犬からもっと愛されるためのコツをご紹介します。
愛犬が不安な時こそ頼もしい味方になろう
散歩などで、人や車など刺激の多い場所や、初めてのところに行くときは、愛犬も不安を感じます。そんな時は、飼い主さんがアイコンタクトを多く取って、愛犬の不安を取り除いてあげましょう。アイコンタクトをすることで幸福感や安心感が与えられると、愛情ホルモン(オキシトシン)が分泌され、絆が深まります。
家の中でも、工事中の音など愛犬が聞きなれない音が聞こえて怯えているときは、アイコンタクトをして「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。愛犬は、「怖くても飼い主さんがいれば大丈夫」と思い、飼い主さんに対しての信頼度が高くなります。
おやつは量より回数で
おやつは一度にたくさんもらうよりも、少ない量を何度ももらえた方が犬は嬉しく思います。1日のおやつの量を決めたら、あらかじめ細かくカットしておき、愛犬をほめるたびに手から複数回に分けてあげるようにしましょう。
ささいなことでも必ずほめよう
愛犬はどんなささいなことでも飼い主さんにほめられると喜びます。「ご飯をちゃんと食べたね」「オスワリが上手にできたね」など、ささいなことでもよいので1日に1回はほめる習慣を作りましょう。愛犬はほめられることで、飼い主さんを思う気持ちが強くなります。
ブラッシングの力加減と「なでなで」を上手に
愛犬がブラッシングを嫌がるようなら、ブラッシングの力が強いのかもしれません。先がとがった金属製のスリッカーは特に痛く感じさせてしまう可能性があるので、飼い主さん自身の手を使い、ちょうどよい強さを確認してからブラッシングするようにしましょう。
ブラッシングではなくても、なでるときも犬とのラブラブ度を高めるチャンス。背中から腰にかけて、やさしい手つきで毛の流れに沿ってゆっくりなでることで、犬も心地よいと感じます。慣れてきたら、胸のまわりなどの嫌がりにくい部位も挑戦してみましょう。
愛犬に愛されると飼い主さん自身も楽しく過ごせると思います。飼い主さんの片思いにならないよう、愛犬が喜ぶコミュニケーションをとっていきましょう。
参考/「いぬのきもち」2018年1月号『あなたはどのくらい愛犬から愛されている?もっともっと愛されるコツも紹介!』(監修:ヤマザキ学園大学動物看護学部講師 獣医学博士 獣医師 茂木千恵先生)
文/なかやまゆ
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。