初めて犬を飼うと、なかなかしつけがうまくいかないなど、悩んでしまうこともあるでしょう。今回は、犬育てに迷っているみなさんに知ってほしい「犬育てに前向きになれるきっかけをくれた金言」を、飼い主さんのエピソードとしつけの先生のコメントとともにご紹介します。
「少しずつイイコになればいい」
飼い主さんに聞いたエピソード
Fさんは、シベリアン・ハスキーを飼っています。大型犬ということもあり、周囲に怖い思いをさせないようにと、常に気を張って過ごしていたというFさん。そんなとき、先輩飼い主さんから「少しずつイイコになればいい」と言われ、ふと気持ちが楽になったそうです。
Fさんが「徐々にイイコになればいい」と思えるようになってからは、愛犬との距離も縮まったと感じているそうですよ。
しつけの先生から
急にイイコになれる方法はありません。少しずつ前に進めれば、振り返ったときに大きく成長しているはずですよ。飼い主さんの心の変化が、愛犬に伝わったのかもしれませんね。
「楽しんで愛犬に接する」
飼い主さんに聞いたエピソード
犬育てが思うようにいかず悩んでいたというのは、ミニチュア・ダックスフンドを飼っているMさんです。ある日、ほかの飼い主さんのInstagramの投稿を見て、「私って楽しめていない!」と気づいたそう。
それ以来、愛犬に「楽しんで接する」ことを心がけるようにしたら、Mさんはもちろん、愛犬にも笑顔が増えたのだそうですよ!
しつけの先生から
飼い主さんが思い悩んだり、難しい顔をしたりしていると愛犬に伝わってしまうのかもしれません。笑顔で愛犬に接することを意識するだけで、お互いHAPPYになれますね!
「いろいろな経験が愛犬のためになる」
飼い主さんに聞いたエピソード
愛犬にお留守番をさせるのが「かわいそう」と感じていたという、ヨークシャー・テリアの飼い主Kさん。ある日しつけの先生に「いろいろな経験が愛犬のためになる」と言われ、引け目を感じないようになれたといいます。
明るく「行ってくるね!」と言って出かけるようにしてから、愛犬が落ち着いてお留守番できるようになったそうですよ◎
しつけの先生から
お留守番のとき、飼い主さんが「ごめんね」と申し訳なさそうに出かけると、愛犬は留守番を“嫌なモノ”と感じてしまいます。明るく声をかけてお出かけするのはとても良い方法ですよ。
「災害のとき、一緒に避難できるように」
飼い主さんに聞いたエピソード
柴犬の飼い主Tさんは、愛犬が1才半のとき迎え入れたため、しつけができるか不安だったといいます。しかし、しつけの先生に「災害のとき、一緒に避難できるように」と言われ、もしものときに備え「ハウス」や「オイデ」のしつけを頑張ろうと思えたそうです!
しつけの先生から
同行避難のときはもちろん、保護されたときのためにも基本的なしつけができていることはとても大切です。成犬になってからでもしつけを諦めない気持ちは素晴らしいです!
犬育てでは、しつけのハウツーも大切ですが、それ以前に飼い主さんが犬育てを楽しみ、愛犬を愛おしく思うことが大切です。多くの飼い主さんが今よりもHAPPYに愛犬と過ごせますように♪
参考/「いぬのきもち」2017年5月号『心がふっと軽くなり、愛犬もイイコになる 犬育ての手引き8』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬インストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 さいたま市動物愛護推進委員 戸田美由紀先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。