犬と暮らす
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目の病気にかかりやすい犬種は? 実は柴犬が気を付けたい目の病気も
かわいくて人が注目しやすい部位だからわんちゃんの気持ちの変化だけでなく、異変にも気づきやすいところでもあります。
ここでは、目の病気にかかりやすいわんちゃんの種類と、どんな目の病気があるのかを紹介します。
目が出ているわんちゃんは角結膜炎になりやすい
角結膜炎は、角膜と結膜に炎症が起きる病気。
眼球まわりの毛が目に入ったりシャンプーによって目が刺激されたりするほか、ケガなどが原因になって発症することも。
角結膜炎になると、充血やかゆみ、痛みが引き起こされ、流涙症(涙やけ)の原因になることもあります。
わんちゃんが頻繁に目をこすったり、目を気にする動作を繰り返したときは動物病院で診察を受けた方がいいでしょう。
柴は遺伝的に緑内障になりやすい
緑内障は、眼球内部の圧力が高まることで激しい痛みをともなう病気。
そのまま放置していると、発症してから短時間で失明するといわれています。
緑内障の初期には、目を気にしたり、まぶしそうに目をしょぼつかせていたりすることが。
また、わんちゃんの目の色がふだんより緑に見えたり、赤い色に見える場合もあります。
重度の場合は完治しないこともあるので、わんちゃんのしぐさや目の色に違和感を感じたらすぐに動物病院へ行ってください。
年をとると目の病気になる可能性もアップ
年をとって目の機能が衰えてくると、どんなわんちゃんでも目の病気になる可能性があります。
とくに10才以上のわんちゃんでは、それまで出ていなかった症状を発症することもあり注意が必要です。
ドライアイは、目が乾くことで角膜と結膜に炎症が起きる病気です。
原因は、涙腺の以上によって涙の量が極端に少なくなる場合と、脂腺の分泌不足によって目が乾いてしまう場合があります。
進行すると、目の表面に目やにが膜を張ったようにくっついてしまう症状が現れることも。
わんちゃんの目がいつもとちがうなど、違和感を感じたらすぐに獣医師の診察を受けることをおすすめします。
目の病気は早期発見・早期治療が大切
わんちゃんは言葉では伝えられないので、こまめに観察・診察して気づいてあげたいですよね。
7~10才のわんちゃんなら半年に1回、10才を過ぎたら3ヵ月を目安に動物病院で診察を受けさせて、早期発見・早期治療に努めてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2015年11月号『犬の病気別なりやすい年齢ランキング』(監修:野矢雅彦先生)、2016年1月号『犬種ツリーから知る愛犬のルーツ』(監修:武内ゆかり先生、玉原智史先生)
症例写真提供/ノヤ動物病院
文/UTAにゃん
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