犬と暮らす
UP DATE
健康のためにサラダ、は人間だけ!愛犬に与えてはいけない食材
健康を考えて、食事に一品サラダを加える方も多いのではないかと思います。
わんちゃんにも、「健康のために……」とサラダをおすそ分けしようと考えているあなた!
わんちゃんと人では体に必要としている栄養素がちがうので、与えた食材によっては、わんちゃんの体調不良を引き起こしてしまうかもしれません。
今回は、ふだん目にするサラダ食材のなかから、飼い主さんが見落としがちなNG食材を紹介します。
缶詰・びん詰
また、サラダに合う食材といえばツナを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
マグロやカツオなどが原料のツナは、一見わんちゃんが食べても問題ないように思えます。
しかし、ツナ缶などの缶詰の食材は、わんちゃんにとって油分や塩分が多すぎるので危険なんです。
同じように、コンビーフや鮭フレークとった缶やびんに詰められている加工品も、わんちゃんには与えないほうがいいでしょう。
ハム・ソーセージ・ベーコン
かつては肉食中心だったわんちゃんには、どれも相性がよさそうに思える食材ですが……。
肉の加工品は、人が美味しく感じるように塩やそのほかの調味料が多く使われているので、わんちゃんにはキケンな食材。
さらに、脂肪も多く含まれていることが多いため、わんちゃんには少量でも高カロリーとなってしまいます。
「ちょっとだけなら……」なんて思わず、与えないようにしてくださいね!
グレープシードオイル
ぶどうをわんちゃんに与えると、腎不全や下痢などを引き起こしたという中毒症状が多く報告されています。
さらに、腎臓などに持病をもっているわんちゃんの場合だとさらに重篤な症状を引き起こすことも考えられます。
グレープシードオイルは、ぶどうの種から抽出される油。
グレープシードオイルにも、ぶどう由来の成分が含まれているので、絶対に与えてはいけません。
ドレッシングなどに使われていると、知らないうちにわんちゃんが口にしてしまう可能性があるので、必ずチェックしておきましょう。
いか・たこ・えび・かに
消化不良を引き起こして、わんちゃんが嘔吐や下痢になってしまう可能性があります。
ほかにも貝類やわかめなど、海産物にはわんちゃんに不向きな食材が多くあります。
どの食材もわんちゃんにおすそわけするのは避けてくださいね。
ケール、トマトはOK
たとえば、ケールやトマト。
苦みが強いので嫌がるわんちゃんもいますが、免疫機能を保つ効果が期待できるでしょう。
トマトは、リコピンやビタミンC、カリウムが豊富に含まれ、わんちゃんの水分補給にはもってこいの食材。
リコピンには抗酸化作用が期待でき、わんちゃんの健康にひと役買ってくれるかもしれません。
一見、わんちゃんが食べて大丈夫だと思える食材でも、「実はNGだった……」というものも少なくありません。
わんちゃんにおすそわけするときは、必ず安全かどうか調べてくださいね。
また、与えたことのない食材の場合は、無理して与えないことも大切です。
参考/「いぬのきもち」2017年2月号『イマドキ健康食材』、2017年3月号『ふだん使いの健康食材』(監修:髙﨑一哉先生)
文/UTAにゃん
※安全の基準や量の目安は、ASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)などの最新の中毒報告を加味して制作しているため、「いぬのきもち」過去号の類似企画や、別冊の小冊子掲載の情報と異なる場合があります。
※どんな食べ物・飲み物でもアレルギー症状を引き起こす可能性はあります。愛犬に与えて異変が出たら、ただちに与えるのをやめて、獣医師に診てもらいましょう。
※掲載している情報は、2018年8月現在の情報です。
※一部の写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE