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「怒りやすい犬」の性格は改善できる? 飼い主さんが実践したい3つの工夫
飼い主さんが「些細なこと」と感じる場面でも、威嚇や吠え、噛むといった攻撃的な行動をしたり。そんな悩みを抱えている飼い主さんはいませんか?
そこで今回は、「怒りやすい犬」の性格の改善策について、いぬのきもち獣医師相談室の先生がくわしく解説します!
愛犬の怒りっぽい性格をなおすには、飼い主さんとの「信頼関係」が重要!
犬は、不安や恐怖から逃げられないと感じると、吠えたり噛んだりと怒った様子を見せて、自分を守ろうとするからです。
このような理由で怒りやすい性格になった犬は、飼い主さんとの信頼関係を見直してみましょう。
愛犬との信頼関係を築くために「指示トレーニング」を◎
怒りやすい性格を改善するためには、何かに夢中になっているときや興奮しているときでも指示に従えるほど、飼い主さんと強い信頼関係を築くことが大切だといえるでしょう。
愛犬との信頼関係を築くための3つのポイント
①指示トレーニングを続け、上手にできたときは褒めてあげる
褒められる回数が多いほど、飼い主さんへの信頼度も高くなります。
②愛犬にストレスのない生活をさせてあげる
食事やトイレといった基本的な生活はもちろんのこと、犬にとっては散歩や運動も大切です。愛犬にとって、十分な散歩や運動ができているかも確認してみましょう。
③攻撃的な行動の原因となっている不安や恐怖を取り除いてあげる
そのため、その間は、攻撃的な行動の原因となっている不安や恐怖、または要求したくなるような機会を減らしてあげることも、重要になってきます。
怒りっぽくなる原因を遠ざける、日常での工夫は?
飼い主さんが日頃から気をつけたいポイントを、下記にまとめてみました。
①散歩中に吠える場合は、「吠える対象」が見えない工夫を
飼い主さんが立つ場所をずらしたり、横道にそれたりして吠える対象が見えない工夫もしてみてください。
散歩中、飼い主さんの傍を上手に歩けているときは、アイコンタクトをして褒めてあげることも忘れずにしましょう。
②来客に対して攻撃的な行動をとる場合は、事前の対策を
突然のチャイムの音に対しては、チャイムの音をできるだけ小さくしておく、音の種類を変えるなどの工夫をしてみましょう。
③お手入れなどの最中に噛む場合は、無理に続けず少しずつ慣れさせる工夫を
大好きなおやつを与えて注意をそらしながら、少しずつ慣れさせるようにしてみてください。そして、お手入れが終わったら褒めてあげましょう。
口にした物や抱え込んでいて放させるときも、無理に奪おうとせずに、おやつなどと交換するように。この場合も、無事に交換できたら褒めてあげることを忘れないでくださいね。
先生の解説を参考に、飼い主さんは愛犬との信頼関係をより深められるように、日頃から心がけましょう!
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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