犬が自分のあごをどこかにのせるしぐさ、通称“あごのせ”。今回は、犬が“あごのせ”する理由について、インスタグラムに投稿された画像とともにご紹介します!なんとも可愛らしいこのしぐさには、一体どんな理由が隠されているのでしょうか……。
“あごのせ”はリラックスできるポーズなんです!
犬にとって“あごのせ”は、リラックスできる楽なポーズと考えられています。そのため、愛犬が“あごのせ”の姿勢で寝ている姿をよく見かけるという飼い主さんもいるでしょう。ただし、“あごのせ”と一口にいっても、あごをのせる場所によって、その理由が異なることもあるようです。
では、具体的に見ていきましょう!
飼い主さんに“あごのせ”する理由
飼い主さんの体に“あごのせ”するのは、甘えん坊の犬に多く見られるしぐさで、「甘えたい」「安心したい」という気持ちの表れといえるでしょう。足の間や足の裏など、大好きな飼い主さんのニオイやぬくもりを、より強く感じられる場所に“あごのせ”したがる犬もいるようですね。
飼い主さんの上にのって“あごのせ”する理由
飼い主さんの上にのってどこかに“あごのせ”する犬もいます。これは、飼い主さんの上にのることで「この人は自分のもの!」とアピールしているようです。かまって欲しいのはもちろん、仕事や勉強、ゲームなどをしているときにこの行動をとるなら、飼い主さんと“一緒にやっている”ような気分になっているのかもしれません。
ふわふわなモノに“あごのせ”する理由
自分のベッドやぬいぐるみ、同居犬などやわらかいモノに“あごのせ”する場合は、心地よいぬくもりを感じ、くつろいでいるのでしょう。また、ときどき暗くて狭い所に“あごのせ”する犬もいますが、これは「ねぐら」に入るような感覚で、本能的に落ち着けるからだといわれています。
ちょっと不思議なところに“あごのせ”する理由
犬が“あごのせ”する場所の中には、テーブルや庭のブロック、サークルやケージの柵など、人から見ると、一見リラックスできなさそうな場所もあります。これは、犬が自分の好奇心を満たそうと、あれこれ追及した結果の“あごのせ”かもしれません。
たとえば、「何かを集中して観察したい」「日差しが心地よい暖かい場所で寝たい」と考えたときに、その場所にあごのせするのが犬にとってベストだったのでしょう。姿勢が苦しいときは自発的にやめるので、危険な場所でなければそっと見守ってあげてくださいね。
犬が“あごのせ”しているときは、基本的にリラックスしている状態。飼い主さんの前でどこかに“あごのせ”しているのは、「信頼の証」ともいえそうですね!
参考/「いぬのきもち」2017年5月号『くつろぐ姿をパシャリ☆と激写 あごのせ犬Photo Book』(監修:東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
参照/Instagram
文/hasebe
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