犬と暮らす
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それってズバリ時代遅れかも! 今はもう古い、犬の飼い方 3選
「前の犬はこうしたから……」それじつは、古い飼い方かも!
しかし今や、犬もおしゃれをしてお出かけを楽しむ時代に。
このように、愛犬を取り巻く環境は日々変化しています。
変化を遂げているのは何も洋服に限ったことだけでなく、愛犬に対するしつけ方や飼い方もまた同様。
愛犬をイイコに育てるための飼い方やしつけ方は、“今どき”の方法があるのです。
「以前飼っていた犬は、こうやってしつけた」「犬友達からそう聞いた」と我流のしつけ方・飼い方を続けていると、思わぬトラブルに見舞われ、最悪の場合、お互いの関係が悪化することもあります。
自分の飼い方に思い当たる節がないか、次に紹介する「古い飼い方」をチェックしてみましょう。
時代遅れ!その1 マズルをつかんで叱る
犬がマズルを噛みあうのはコミュニケーションの一種であり、そもそも母犬は、自分の子のマズルを噛んで物事を教えたりしません。
ですから、飼い主さんがマズルを押さえて叱ったところで、犬にはその真意は伝わらず、むしろ体罰になってしまいます。
この旧態依然なしつけ方をしていると、飼い主さんが愛犬の口元を触ろうとしたときに噛みつくようになる可能性も!
愛犬をしつける際は、決して体罰をくわえたりせず、「ほめるしつけ」で教えましょう。
時代遅れ!その2 大きな音で驚かせる
じつはこれも古い飼い方のひとつ。
「吠える」→「急に大きな音がする(=天罰が下る)」→「吠えなくなる」という、「天罰方式」といわれる古いしつけ方なのですが、たいていうまくしつけられずに失敗するナンセンスな方法です。
というのも、そもそも天罰方式は、犬が吠えたら“即座に”大きな音(=天罰)がしないと効果が出ません。
また天罰となる音は、弱い音だと意味がなく、大きすぎると犬に恐怖を与えることに。
さらに、犬が吠えたら“毎回必ず”音を立てないとならず、10回吠えて8回しか音を鳴らせなかった……となると、効果はないのです。
チャイムが鳴ったらハウスを指示するなどして吠えを防ぐのが、今どきの飼い方です。
時代遅れ!その3 厳しい調子で指示をする
これはおそらく、犬に対して「自分(飼い主)のほうが立場が上」と示したくてしているのでしょうが、犬は“上から目線”の態度で接されても、「あなたが上で、私が下です」などとは考えません。
犬に対してはっきりわかりやすく指示することは大切ですが、威厳は不要で無意味なのです。
そんな調子で接していると、犬が飼い主さんを避けるようになってしまいますよ。
いかがでしたか?
古い飼い方は、残念ながらあまりメリットはありません。
情報や考え方をアップデートして、愛犬といい関係を築きたいですね。
参考/「いぬのきもち」2017年10月号『ネットに載っていたこの情報、ウソ?ホント?』(しつけ編監修:Can! Do! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/h.taco
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