チワワなどの小型犬は「室内を遊ばせるだけで十分!」「散歩は必要ない!」などといわれることがありますが、本当にそうなのでしょうか? 今回は、小型犬の散歩の必要性と、愛犬の散歩満足度チェック法についてご紹介します。
小型犬の散歩の必要性とは?
犬の散歩は、運動のためだけだと思われがちですが、そうではありません。犬の散歩には、以下のような効果が期待できます。
ストレス発散・リフレッシュ効果
家の中は危険が少なく穏やかに過ごせますが、その分刺激が少ないもの。家に閉じこもっているだけでは、犬もストレスを感じてしまいます。つまり、散歩はリフレッシュするためにも必要なことなのです。また、散歩でストレスを発散することで、家でのいたずらや無駄吠えが少なくなるという効果も期待できます。
アンチエイジング効果
外の世界には犬の興味を惹くものがたくさんあります。いろいろなニオイや音、草や土などの自然、すれ違うほかの犬や人、外で得たさまざまな刺激によって脳が活性化し、若さが保たれるともいわれています。
以上のような理由から、小型犬でもきちんと散歩をして、ストレス解消や気分転換をさせてあげましょう! では、小型犬はどのくらい散歩すればよいのでしょうか。
愛犬の散歩満足度チェック法
愛犬が今の散歩量に満足しているかを見極めるためには、散歩中や散歩後の様子をチェックしてみてください。もし以下にあてはまる行動があれば、「散歩がまだ足りていない!」という合図かもしれません。
散歩中にリードを引っ張る/家に帰りたがらない
リードをぐいぐい引っ張る理由の一つに、散歩量が足りずにストレスを解消しきれていない可能性が考えられます。また、散歩帰りに家に入ることを嫌がる場合も、「まだ遊び足りないよ!」という意思表示かもしれません。
散歩後も興奮している、走り回る
散歩から帰宅した後も興奮が続いているのは、まだ動き足りないというサインでしょう。また、普段から家の中をよく走り回るなどの行動も、エネルギーを持て余している可能性が。ほかにも、ムダ吠えが多い、遊んでほしいと誘ってくる、家具をかじったりおもちゃを壊してしまうなどの行動も、散歩量が足りていないときに見せる行動でもあるので、要注意です。
小型犬でも散歩は大事!愛犬のためにも適切な散歩量を心がけよう
ご紹介してきたように、散歩には運動以外のメリットがいくつもあります。たしかに小型犬は、大型犬などと比べると運動量は少ないですが、ほとんど散歩をさせないのは、犬のストレスを考える上でもよくありません。
愛犬と散歩することは飼い主さんの運動にもなるので、一緒に散歩することで、楽しいペットライフを送ってくださいね!
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【犬種別】小型犬に散歩は必要? 冬も行く? 量と回数の目安を教えて!』(いぬのきもち相談室獣医師)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。